忙しい現代女性のお助けアイテム、オールインワンジェル。
進化をし続けており、高機能な製品も次々発売されています。
1つでスキンケアを完了させることができる大変便利なアイテムですが、一方で「オールインワンジェルだけでスキンケアを終わらせるのは肌に良くない」という意見もあります。
そこで今回は、オールインワンジェルのメリット・デメリットを徹底解説。
併せて、効果的な使い方や、人気の商品を詳しくご紹介していきたいと思います。
オールインワンジェルの特徴をしっかり理解して、上手に取り入れていきましょう。
Contents
1.オールインワンジェルとは？
オールインワンジェルとは、どのようなアイテムなのでしょうか？
その特徴をチェックしていきましょう。
1-1.複数の機能を持つ
オールインワンジェルとは、化粧水、美容液、乳液、クリームなど、複数の基礎化粧品の機能を併せ持つアイテムです。
通常、化粧水で水分を与えて、乳液やクリームで膜を張って……といったようなステップを踏みますが、オールインワンジェルの場合は1本でスキンケアが終了。
何かと忙しい現代女性の味方となってくれる、人気のアイテムです。
1-2.商品によって、効果やテクスチャーに違いがある
オールインワンジェルといっても、商品によってさまざまな違いがあります。
どのような違いがあるのか、見ていきましょう。
・役割の違い
オールインワンジェルに明確な定義はありません。
そのため、役割にも違いがあります。
化粧水、美容液、乳液、クリームなど、基礎化粧品の役割をまとめたものが一般的。
なかには、乳液、美容液、クリームの効果をまとめたクリーミーなオールインワンジェルや、紫外線カット効果を加えた朝専用のオールインワンジェルもあります。
・成分や効果の違い
オールインワンジェルに配合されている成分や、期待できる効果もさまざま。
肌悩みやなりたい肌に合わせて、成分を選ぶことが大切です。
どのような成分にどんな美肌効果が期待できるのか、ここで軽くまとめておきます。
| 期待できる効果 | 成分 |
| 美白効果 | ビタミンC誘導体、ハイドロキノン、トラネキサム酸 など |
| 保湿効果 | セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン など |
| エイジングケア効果 | レチノール、コラーゲン、ナイアシンアミド など |
| 抗炎症効果 | グリチルリチン酸2K、アラントイン など |
・容器の違い
オールインワンジェルは、容器にも違いがあります。
一般的なのがジャータイプ。
蓋を回して空けるものや、ワンタッチで開けるものなどがあります。
他にも、ポンプタイプやチューブタイプもあり、なかにはエアレスポンプを採用しているメーカーもあるので、お好みのタイプを選んでくださいね。
2.オールインワンジェルの使い方
オールインワンジェルの基本的な使い方を見ていきましょう。
2-1.タイミング
一般的なオールインワンジェルは、朝晩のスキンケアに使用可能。
ただし、中には紫外線カット効果があり、朝専用のオールインワンジェルもあります。
紫外線の影響を受けやすいレチノール配合の製品は、朝も使えるかどうかチェックしてみてくださいね。
2-2.洗顔後
オールインワンジェルは、洗顔後の清潔な肌に使用します。
一般的なオールインワンジェルは、化粧水や乳液、美容液などの効果を1つで得られるので、洗顔後、水分を拭き取ったらすぐに使用してOKです。
しかし中には、化粧水の効果はないクリーミーなオールインワンジェルもあります。
そのような製品は、先に化粧水で水分を与えてから使うようにしましょう。
2-3.塗り方
オールインワンジェルの基本的な塗り方は、次のとおりです。
- 両頬、額、あご、鼻の5か所にジェルを置く。または手のひらにジェルを伸ばす。
- 顔全体にやさしく伸ばしていく
- 両手で顔を包み込むようにハンドプレスをしながら浸透させる
- 目元や口元など、乾燥が気になる部分に重ね付けする
3.オールインワンジェルのメリット・デメリット
非常に便利なオールインワンジェルですが、メリットとデメリットがあります。
それぞれチェックしていきましょう。
3-1.メリット
オールインワンジェルには次のようなメリットがあります。
・時短
オールインワンジェルは、最強の時短アイテム。
複数の基礎化粧品を塗り重ねる必要がないので、忙しい現代女性の強い味方となるでしょう。
・コスパがいい
基礎化粧品をいくつも買い揃える必要もないオールインワンジェルは、コスト面でも優秀。
ドラッグストアには2,000円以内で購入できるオールインワンジェルが多数販売されています。
スキンケアにあまりお金をかけたくない方にはうれしいポイントです。
・摩擦を減らせる
オールインワンジェルは、摩擦の軽減につながります。
摩擦はシミやくすみなどさまざまな肌トラブルの原因に。
できるだけ摩擦を起こさないでスキンケアをすることが、美肌への近道です。
オールインワンジェルは、肌に触れる回数を減らせるため、やさしく塗布すれば摩擦の軽減につながります。
3-2.デメリット
一方で、次のようなデメリットもあります。
・肌状態によっては、物足りないと感じることも
オールインワンジェルのデメリットの一つとして挙げられるのが物足りなさ。
オールインワンジェルは、複数の基礎化粧品の機能を１つでまかないます。
そのため、商品や肌状態によっては、みずみずしさが足りないと感じたり、油分の不足を感じたりすることも。
とくに、エイジングサインが気になる年齢肌世代は、物足りなく感じることが多いでしょう。
オールインワンジェルだから他のアイテムは併用NGというわけではないので、肌状態に合わせて、美容液やクリームなどのアイテムを追加することをおすすめします。
・アイテムごとの調整ができない
オールインワンジェルは、アイテムごとの調整ができないのもデメリットのひとつ。
「皮脂が多いから化粧水はたっぷり塗って、乳液を控えめにしよう」
といったような細かい調整ができません。
・朝使うとメイクがよれることがある
オールインワンジェルを朝使うと、メイクがよれてしまうこともあります。
以前、オールインワンジェルを塗った肌にファンデーションを重ねたら、ポロポロとカスのようなものが出たことがありました。
パフを横に滑らすように塗るとカスが出やすいので、ポンポンと上から押さえるようにファンデーションを塗るなどして、注意しながらメイクをしましょう。
4.アットコスメ ランキングベスト5
以上のようにメリット、デメリットのあるオールインワンジェル。
それでも根強い人気があり、現在も多くのオールインワンジェルが販売されています。
どの商品が人気なのか、アットコスメのランキング（2023年5月2日調べ）をチェックしてみましょう。
1位 ナチュリエ：ハトムギ保湿ジェル
人気ハトムギ化粧水「ナチュリエ」から発売されているオールインワンジェル。
油分を抑えたみずみずしい使用感と、良心的な価格に人気が集まっています。
2位 コーセー：モイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンス
ビタミンC誘導体やナイアシンアミド配合の、美白系のオールインワンジェル。
メラニンの生成を抑えて、シミ・ソバカスを防ぐ効果が期待できます。
3位 プリオール：薬用 リンクル美コルセットゲル
ナイアシンアミド配合で、しわ改善効果が期待できる大人向けのオールインワンジェル。
肌コルセット技術により、ハリのある肌に導きます。
4位 アスタリフト：アスタリフト オプミー
コラーゲンやナノ化されたビタミン配合の高保湿オールインワンジェル。
4,950円（税込）とややお値段が高いものの、べたつかずうるおいが続くと高い評価を得ています。
5位 ドクターシーラボ：薬用アクアコラーゲンゲル スーパーセンシティブEX
敏感肌向けに作られているオールインワンジェル。
バリア機能を整えるセラミドや、抗炎症作用のあるグリチルリチン酸2K配合で、肌をやさしくケアします。
5.かずのすけさん＆友利新さんのおすすめオールインワンジェル
美容のプロたちは、どのようなオールインワンジェルをおすすめしているのでしょうか。
YouTubeでも大人気のお二人、美容を教える化学の先生かずのすけさんと、内科・皮膚科医の友利新さんがおすすめしている商品を1つずつピックアップしてみました。
5-1.肌ラボ 極潤パーフェクトゲル
かずのすけさんがおすすめしていたのが、『肌ラボ 極潤パーフェクトゲル』。
ナイアシンアミドに加え、抗炎症成分・グリチルリチン酸2K配合。
しわ改善、美白、抗炎症の3つの効能が認められている製品として、高く評価をしていました。
肌が敏感になっているときでも使いやすいアイテムです。
肌ラボ公式サイト
肌ラボ公式サイト
5-2.コーセーグレイスワン 濃潤リペアジェルEX
友利新さんはYouTubeで3つのオールインワンジェルをおすすめしていましたが、なかでも検索数が多かったのがこちら。
プチプラながらも抗シワ試験を行っており、乾燥小じわに効果があるオールインワンジェルです。
コーセー公式サイト
6. まとめ
今回は、根強い人気を誇るオールインワンジェルについて解説してきました。
オールインワンジェルは、1つで複数の基礎化粧品の役割を果たすアイテム。
時短やコスパの良さなど、さまざまなメリットがある一方で、人によっては物足りなさを感じるなどのデメリットもあります。
とくに年齢肌世代は、美容液やクリームなどを追加するなどして、上手に調整してみてくださいね。
進化を続けるオールインワンジェル、上手に活かしていきましょう。
