ニキビに効果があると話題のツボクサエキス。
最近では韓国コスメの影響で「CICA(シカ)」と呼ばれることも多いですよね。
鎮静効果があるとして一大ブームを巻き起こし、今やニキビ肌のスキンケアの定番となっています。
今回は、そんなツボクサエキスの効果・効能を詳しくご紹介。
さらに、韓国ブランド「ONE THING(ワンシング)」のツボクサエキス化粧水を実際に使ってみた様子もお届けします。
- ツボクサエキスって何に効くの?
- ツボクサエキスの美容効果は?
- ツボクサエキスはニキビ跡にも効く?
- ワンシングの化粧水、ニキビに効くのはどれ?
こんな疑問をお持ちの方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
ツボクサエキスを効果的に取り入れて、ニキビの気にならない肌を目指しましょう!
1.ツボクサって何?
そもそもツボクサとは何なのか、簡単にご紹介しますね。
1-1.世界各地に分布する植物
ツボクサは、日本をはじめ世界各地に分布しているセリ科の植物です。
インドやベトナムなどの東南アジアで多く見られ、「ゴツコラ」「ゴッコラ」などと呼ばれることもあります。
1-2.「長寿のハーブ」として知られる万能薬
古くから、民間のハーブ療法やインドのアーユルヴェーダで重要なハーブとして重宝されてきたツボクサ。
脳や神経の活性化に有効であると考えられており、長寿のハーブとして薬やスーパーフードとして活用されてきました。
1-3.「CICA(シカ)」として有名になったツボクサエキス
薬草としても使われてきたツボクサから抽出されたツボクサエキスは、近年コスメ界で脚光を浴びています。
ツボクサの持つ鎮静、抗菌、解毒作用が肌荒れによい効果をもたらすとして話題になったからです。
ツボクサエキスは韓国で「シカ」と呼ばれ人気となり、その人気がここ日本にも広がっています。
2.ツボクサエキス(CICA成分)の効果・効能
それでは、気になるツボクサエキスの効果・効能をチェックしていきましょう。
2-1.肌の炎症を鎮める効果
ツボクサエキスが持つ抗炎症・鎮静効果によって、肌の赤みや不調を抑える効果が期待できます。
ニキビ肌にとっては嬉しい効果であり、シカが人気になった理由の1つと言えるでしょう。
炎症を抑えてくれるため、敏感肌の方でも使いやすいです。
2-2.肌トラブルを予防・改善する効果
ツボクサエキスに含まれるマデカッソシドという成分には、傷ついた皮膚の細胞を修復・再生する作用があります。
この作用により、肌荒れを予防・改善する効果が見込めます。
シカクリームが「肌再生クリーム」と呼ばれるゆえんとも言える効果ですね。
2-3.肌のハリを保つ効果
ツボクサエキスには、Ⅰ型コラーゲンの産生を促進する効果があります。
Ⅰ型コラーゲンとは、体内で最も多く存在するコラーゲンのこと。骨や皮膚を形成したり、弾力を保つ働きがあります。
コラーゲンは肌のハリを保つ上で欠かせない存在です。その産生を促すことから、ツボクサエキスはエイジングケア効果も高い成分と言えます。
3.ONE THING(ワンシング)の化粧水を使ってみた
ワンシングで人気No.1とも言われているツボクサエキスの化粧水。
今回は、そんな化粧水を実際に使ってみました!
3-1.ワンシングってこんなブランド
まずはワンシングについて簡単にご紹介します。
ワンシングは韓国のコスメブランド。パッケージや広告費などの不要なコストを省き、低価格で高コスパな商品を提供しています。
「お肌に必要なたった1つの材料を提案する」というコンセプトがONE THINGというブランド名の由来のようです。
ワンシングの定番商品は化粧水。その名のとおり、1つの原料を主成分としており、それ以外は自然由来の安定剤のみというとってもシンプルな処方です。
また、ワンシングの商品は化学添加物不使用。植物由来成分を中心に使用しており、ヴィーガン認証も取得しています。
3-2.今回使用したのはツボクサエキス化粧水
今回は、ワンシングの人気No.1化粧水で、ニキビ肌にも人気の高いツボクサエキス化粧水を使用しました。
パッケージには”CENTELLA ASIATICA EXTRACT”(ツボクサエキス原液)と記載されています。
CENTELLA ASIATICA(センテラ・アジアチカ)はツボクサの学名であり、”CENTELLA ASIATICA EXTRACT”は「ツボクサエキス」を意味します。
成分は「ツボクサエキス」「ブチレングリコール」「1,2-ヘキサンジオール」の3つのみ。
ブチレングリコールと1,2-ヘキサンジオールは安全性の高い防腐剤ですので、本当に1つの成分(ツボクサエキス)がメインになっていますね。
3-3.ワンシングの化粧水の口コミ
ワンシングのツボクサ化粧水の口コミをまとめてみました。やはりニキビ肌の方からの口コミが圧倒的に多いです!
- 鎮静効果がある
- ニキビが減ったり、できにくくなる
- さっぱりしていてニキビ肌やオイリー肌には使いやすい
- テクスチャーが軽くて浸透力がある
- 何の効果も感じない
- 独特なにおいがする
- 保湿力が皆無
- 肌が荒れているとしみる
3-4.ワンシングの化粧水の使用感は?
化粧水は麦茶のような濃い茶色をしています。シャバシャバしていて水のような感触です。
とろみは一切なくサラサラなので、手に取りすぎるとこぼれてしまいます(汗)
少量ずつ手に取って都度重ね付けしたり、コットンに染み込ませてローションパックするのがよさそうです。
※ちなみに、洗面台にこぼして放置すると茶色くシミになりそうな感じです…こぼしたらすぐに洗い流してくださいね!白い洋服も注意!
顔に塗布してみました。保湿力はほとんどありません。乾燥肌の方にはかなり物足りない使用感だと思います。
私はインナードライ肌で、ベタベタした使用感は好みませんが、私でもこの化粧水はかなりさっぱりしているという印象を受けました。
ニキビ肌でも保湿不足になるとかえって皮脂が過剰に分泌されて、ニキビの悪化につながってしまいます。
後で乳液等を使うとしても、少し保湿感が足りない気がしたので、セラミド美容液をブースターで追加してみました。
水分を抱え込む性質のセラミドを補うことで、化粧水の水分を取り込んでうるおいを閉じ込めることができます。
保湿力も上々なので、ツボクサ化粧水だけでは乾燥する場合は、このようにブースターを追加するのもアリだと思います♪
3-5.ワンシングの化粧水をしばらく使ってみて
ワンシングのツボクサエキス化粧水を使っている間、ニキビが悪化することはありませんでした。
ニキビができているデリケートな状態の肌にも使えるのは、ニキビができやすい私にとっては嬉しいポイントです。
肌の赤みが気になるときにはコットンパックもしていましたよ。
さっぱりした使用感なので、オイリー肌の方でも使いやすいと思います。
ただ、保湿力は低めなので、セラミド美容液を追加したり、乳液の後にクリームも使うなど、保湿力を高める工夫が必要になります。
また、ニキビ跡への効果は特に感じられませんでした。ニキビ跡が気になるときはビタミンCを取り入れるなど、他の成分でアプローチするのがよさそうです。
4.ニキビがひどいときのスキンケア
ツボクサエキスのように、ニキビに効く成分を取り入れるのも一手ですが、ニキビがひどいときはスキンケアそのものを見直してみましょう。
ここでは、ニキビがひどいときにおこなうスキンケアの方法をご紹介します。
4-1.酵素やクレイの洗顔で皮脂を適切に除去
「ニキビは皮脂のせい!」と思って何回も洗顔したり、皮脂を取りすぎるのは実はよくありません。
肌は乾燥すると、うるおいを保とうとして皮脂を過剰に分泌させるので、かえってニキビができやすくなってしまいます。
また、ゴシゴシ擦り洗いするのも、ニキビを傷つけて悪化させる原因になりますので注意が必要です。
酵素やクレイなど、皮脂に働きかける成分が含まれた洗顔料で、無理なく余分な皮脂を取り除きましょう。
4-2.洗顔後はすばやく化粧水で水分補給
洗顔後は肌の水分量が減少し、乾燥が進みますので、素早く化粧水を使いましょう。
500円玉大の量の化粧水を手に取り、両手で顔を包み込むように優しく塗布します。
コットンは、毛羽立ちがあるとニキビに刺激となるので、手を使って保湿しましょう。
化粧水を手に取る→顔に塗布する、を2~3回繰り返して、肌にしっかりと水分を入れ込みます。
肌が少しひんやりして、しっとりとした感触になれば、うるおったサインです。
4-3.化粧水の後には必ず乳液を!
ニキビができているときは、べたつくのを敬遠して保湿がおろそかになることがあります。
しかし、保湿不足は皮脂の過剰分泌を招き、ニキビを悪化させる原因になりますので、ニキビが気になるときこそきちんと保湿しましょう。
ただし、油分たっぷりのリッチなクリームでは油分過多になりますので、乳液やジェルなどのさっぱりした使用感のものをおすすめします。
肌の水分と油分のバランスを整えて、過剰な皮脂の分泌を抑えましょう。
5.まとめ
ツボクサエキスの効果・効能をご紹介しましたが、いかがでしたか?
ツボクサエキスは「CICA(シカ)」とも呼ばれる、ニキビに効果的な植物成分。鎮静・抗菌作用があり、肌荒れを落ち着かせてくれる効果があります。
そんなツボクサエキスを使った韓国ブランドONE THING(ワンシング)の化粧水も人気です。
さっぱりとした使用感で、ニキビが気になるときでも悪化せずに使うことができます。
保湿力は低いので、セラミド美容液を追加したり、乳液やクリームを重ね付けするなど、保湿力を高める工夫が必要ですが、ニキビ肌の心強い味方になってくれるでしょう。
賢く使って、ニキビのない肌を目指しましょう!