桜が散ったかと思えば、もう初夏の陽気。
そろそろ薄着になる季節ですね。
過ごしやすくなるのはうれしいのですが、ひとつ気になることがあります。
それは「背中のブツブツ」。
久々に背中が広めに空いたトップスを着てみたところ、小さなブツブツが目に入ってきたんです。
過去には背中の脱毛や、ブライダルエステのトリートメントなど、背中ケアをしたこともありましたが、育児に翻弄されてたここ数年はすっかり放置。
背中って自分では見えないけれど、他人には意外と見られてしまうパーツなんですよね。
そこで本格的な夏が来る前に、背中のケアを始めましたよ!
背中がキレイになってくると、自信も生まれて、背筋まで伸びて……いいことがたくさん起きました♪
そこで今回は、私と同じように汚い背中が気になる方に、ぜひ知ってほしい情報をご紹介。
- 背中が汚く見える原因とは?
- 背中の産毛、どうしてる?
- 背中にも角栓ができる?
- 背中のブツブツの原因は?自分でできる背中ケアのやり方が知りたい!
背中をキレイにしたい方は、ぜひ読んでみてくださいね。
Contents
1. 背中が汚く見える原因とは?
背中が汚く見えてしまう原因は、いろいろあります。
まずは、背中の悩みのアンケート結果をご覧ください。
こちらは、2012年7月 シロノクリニックが25歳から50歳までの100名の女性を対象に調査したアンケート結果です。
質問① 現在、背中の悩みはありますか?
はい 100% いいえ 0%
質問② その悩みは何ですか?
1位 ムダ毛 24%
2位 シミ 18%
2位 ニキビ 18%
2位 ブツブツ毛穴 18%
5位 くすみ 12%
6位 毛穴の黒ずみ 10%
1位はムダ毛。背中は手足のように濃い毛は生えていませんが、意外にも産毛が目立つ箇所。
とくに色の白い人は目立ちやすいですよね。
そして2位以下は、シミ、ニキビ跡、ブツブツ毛穴、くすみ、毛穴の黒ずみ。
まるで「顔」と同じ悩みがズラリと並んでいますね。
ついつい顔のケアに意識が向きがちですが、背中も顔と同じように、紫外線ケアや皮脂ケア、角栓ケアなどが必要だということがわかります。
2.背中のお悩み別ケア①〜ムダ毛、シミ〜
このように、背中の悩みは人それぞれ。複数の悩みを抱えている方もいらっしゃいますよね。
まずは、アンケートで多かった背中の悩み「ムダ毛」と「シミ」のケアをご紹介していきましょう、
2-1.ムダ毛
まずは、アンケートで最も多かったムダ毛の対処法。
ムダ毛ケアの方法は、「セルフケア」と「サロンでのケア」があります。
セルフケアは以下のように、いくつかの方法があります。
- 脱毛テープ
- シェーバー
- カミソリ
- 脱毛ワックス
ただし、背中は自分では見えない上に、届かない!
カミソリやシェーバーなどのセルフケアは、危険が伴います。
届かないことでケアしきれない場所ができて、まだらになってしまう可能性も。
もしセルフケアを行う場合は、家族やパートナーなど、誰かに頼んでケアするようにしましょう。
私のおすすめは、断然サロンケア。
- 脱毛サロン
- シェービング
過去にどちらも通いました。
脱毛サロンはエステサロンにて光脱毛を6回ほど施術。個人差はありますが、背中はそこまで回数を重ねなくても、ある程度キレイになると思います。
そして、結婚式の前には、シェービングを行いました。
うなじと背中の産毛と角質をすっきり除去してもらい、さらに保湿パックをしてもらいつるつるに♪
手の届かないパーツは、やはりプロにお願いするのが一番だと思いました。
2-2.シミ
また、背中のシミに悩んでいる方も多くいらっしゃいます。
できてしまったシミは簡単に消えないので、まずはシミができないように予防することが大切。
それにはやはり「紫外線ケア」が有効です。
背中は服で隠れているので日焼け止めは塗らない、という方は多いと思いますが、残念ながら紫外線は服も通過してしまいます。
背中の開いた服を着る際はもちろん、背中が隠れた服の日も、日焼け止めは塗るようにしましょう。
また、近年人気を博しているUVカット加工が施されている服を取り入れるのも一手。
ただし、洗濯を繰り返したり、何度も着用しているとUVカット率が下がることがあります。
どのくらいカット率が下がってしまっているかは、目には見えません。
やはり日差しの強い日は、日焼け止めや日傘など他のアイテムと併用するのが安全でしょう。
3. 背中のブツブツの正体は?
次にチェックしておきたいのが、背中にできるブツブツの正体。
実は、背中は皮脂腺の多い場所。
ニキビのようなブツブツが発生しやすいのです。
しかし、顔にできるニキビとは、実は異なる場合があります。
主に顔にできるニキビの原因菌は、みなさんご存じの「アクネ菌」。
一方、背中にできるブツブツの原因菌は「マラセチア菌」というカビの一種であることが多く、一般的に「背中ニキビ」と呼ばれますが、「マラセチア毛包炎」という皮膚トラブルです。
もともと私たちの皮膚にもある常在菌ですが、皮脂を好み、高温多湿の環境で異常繁殖。
悪化すると膿が溜まって強い炎症を起こしたり、跡が残ってしまうこともあります。
ニキビよりもやや小さく、赤くブツブツしていて、かゆみは軽度であることがほとんど。
症状が長引く可能性もあるので、もしマラセチア毛包炎かもしれないと思ったら、まずは皮膚科を受診してくださいね。
4. 背中のお悩み別ケア②〜ニキビ、毛穴、ブツブツ〜
背中ニキビの原因菌は、皮脂や汗、不潔で異常繁殖を起こします。
背中ニキビを未然に防ぐためには、以下のようなセルフケアがおすすめです。
4-1.清潔に保つ
背中ニキビを作らせないために、まず第一に大切なのが、「清潔に保つ」ということ。
ここで、ご自身でできる簡単なデイリーケアとスペシャルケアをご紹介しますね。
・デイリーケア
背中は汗をかきやすい部分なので、こまめに拭いたり、ときには着替えをするなどして清潔に保ちましょう。肌に触れるパジャマや寝具も、こまめに洗濯して清潔に保ってください。
そしてしっかりお風呂で、汗や皮脂を洗い流すことも大切。
私はボディブラシやボディスポンジの刺激が苦手なので、ボディスポンジでボディソープをしっかり泡立てたあと、手で洗うようにしています。
ボディブラシやボディスポンジを使う際は、あまり摩擦が起こらないように、やわらかい肌触りのものでやさしく洗ってあげてくださいね。
また、泡には汚れや雑菌が含まれているので、残っているとニキビの原因に。
シャンプーやボディソープも、すすぎ残しがないように、しっかり洗い流しましょう。
・背中ニキビを防ぐスペシャルケア
とはいえ、手だけで洗っていると本当に皮脂が落ちているのか、少し心配になりますよね。
ニキビができないように、やはり皮脂はしっかり落として角栓ケアをしておきたいところです。
そこで私は最近、クレイ洗顔を使って、週1回のスペシャルケアを始めました。
使用しているのはこちら。
これ実は、パックタイプの洗顔料なんです。
この洗顔に配合されている2つの酵素が毛穴につまった皮脂やたんぱく質を分解。
そして、沖縄産のクレイが浮いた汚れを吸着してくれるというメカニズムです。
鼻の角栓ケアに使っていたのですが、背中の皮脂ケアにもいいはずと思って、使ってみたところ大当たり!摩擦を避けながらも、しっかり清潔にできるので、本当に優れものです。
やり方は簡単。
アルミパウチを押してみると、トロンと白灰色のパックがでてきます。
洗顔をするときには、さくらんぼ大で足りますが、背中をケアするときはたっぷり使っています。これくらいの量を2回に分けてザザっと背中の届く範囲まで塗っています。
私が気になっているのは、背中の上部。
こんな風にやや厚めにパックします。
(撮影のため服を着ていますが、普段はお風呂で脱いだ状態でパックしてますよ)
このパックのスゴイところは、たった15秒で洗い流せるところ!
洗顔の際には、本当に15秒くらいで洗い流しています。
背中の場合は週1回だけのケアなので、しっかり1分ほど置いてから流すようにしています。
シャワーでやさしく洗い流せば、すっきり♪
摩擦は避けたい、でも背中の角栓が気になる……という方は、このようなスペシャルケアもおすすめですよ♪
4-2.保湿
また、背中ニキビを防ぐには、保湿も大切です。
乾燥し過ぎると、過度な皮脂分泌が起きてそれがニキビに繋がることも。
肌を清潔にしたあとは、ボディクリームやローションなどで、保湿をしてあげましょう。
手が届きにくい方は、ミストのローションもおすすめ。
ニキビケアに特化したミストローションもよいでしょう。
また、背中の中央までクリームを塗ることができる「孫の手」のような形をしたアイテムも販売されています。体が硬くて細部まで塗れないというかたは、このようなアイテムを取り入れるのもよいでしょう。
とくに紫外線を浴びた日は、いつも以上にしっかり保湿をするようにしてくださいね。
4-3.摩擦を避ける
背中ニキビを作らせないためには、摩擦を避けることも大切。
ボディブラシでゴシゴシ強く洗ったり、無意識にボリボリ掻いてしまうと、摩擦が起きてしまいます。
摩擦が起きると角層が厚くなって、毛穴が詰まってしまうことも。
その毛穴の奥に皮脂が溜まることで、ニキビが発生する可能性もあります。
顔と同様、できるだけ摩擦は避けるように心がけましょう。
4-4.肌着を見直す
また、肌着を見直してみるのも一つの方法。
実はここ数年人気を博しているヒートインナーは、汗や皮脂を多く発生させて、マラセチア菌を増殖させてしまう可能性もあるといわれています。
とくに就寝時の着用は、注意したいところ。
気づかないうちに汗や皮脂が多く発生して、長時間その状態をキープしてしまうことになります。
そこでおすすめなのが、綿100%の肌着。
私も冬は四六時中お世話になっていたのですが、寝るときは綿100%の肌着を着るようにしました。
花粉の時期の肌のかゆみも軽減されて、肌を無意識に搔いてしまうことも減りましたよ。
寒ければ寝具で調整して、直接肌に触れるものはできるだけ肌にやさしいものを取り入れることも、背中ニキビの予防に繋がります。
4-5.ピーリング
背中のニキビケアにはピーリングも大きな効果をもたらしてくれます。
ピーリングは古くなった角質層を溶かすことで、新しい肌再生を促し、新陳代謝をサポートします。
市販のピーリング剤を使ってセルフケアをすることも可能ですが、背中は手が届きにくいため塗りムラができてしまったり、使用方法を誤ると過度な刺激を受けてしまうことも。
そのため、できれば美容皮膚科でのケミカルピーリングがおすすめです。
皮膚科に通う手間や費用はかかってしまいますが、安心で確実なケアができますよ。
背中のピーリングでしっかりニキビケアをしたい方は、ぜひ皮膚科に相談してみてくださいね。
4-6.生活改善
また背中のニキビの原因は、生活の乱れも大きく関わっています。
そのため、生活習慣を改善していくことも、ニキビケアには重要。
次のポイントを意識して、ニキビのできにくい健やかな体を育みましょう。
・質の良い睡眠をとる
背中ニキビを作らせないためには、「睡眠」も重要です。
肌の修復に関わる成長ホルモンは、眠っているあいだに分泌されます。
顔同様、背中の皮膚も眠っているあいだに修復されているのです。
ちなみに成長ホルモンは、眠ってから3時間の間に大量に分泌されます。
睡眠時間があまり確保できなかったり、寝る時間が遅くなってしまっても、寝入りの3時間にぐっすり眠ることができれば、成長ホルモンの恩恵を受けられることに。
まずは、睡眠時間に捕らわれず、「睡眠の質」に意識を向けてみましょう。
- 眠る前に、テレビやスマホを見ない
- 寝る前に部屋を暗くしてリラックスする
- 過度の飲酒を避ける
- 寝る前にカフェイン入りの飲み物は飲まない
以上のことを心がけて、質の良い睡眠を目指してみてくださいね。
・バランスのよい食事をする
背中ニキビを作らせないためには、食生活もあなどれません。
添加物の多いインスタンドフード、脂っこい食事、単品ダイエットなどは、ニキビなどの肌荒れを起こす原因に。
できるだけ栄養バランスのよい食事で、健やかな肌を育んでいきましょう。
中でも積極的に摂取したいのはビタミンB2とビタミンB6。
ビタミンB2は脂質の代謝をサポートして皮脂分泌を適正にコントロールする働きがあります。
レバー、納豆、焼きのり、アーモンドなどに多く含まれています。
またビタミンB6はたんぱく質を代謝して、ターンオーバーをサポート。
にんにく、レバー、マグロ、かつお、ささみなどに豊富に含まれています。
ぜひ意識して取り入れてみてくださいね。
・ストレスや疲れのケア
また過剰なストレスや心身の疲れも、ニキビを発生させる原因に。
ホルモンバランスが崩れて、肌のターンオーバーも乱れてしまい、ニキビができやすくなってしまいます。
美しい背中を作るためにも、体と心の声を聞いて、ゆっくり心身を休ませる時間も確保するようにしましょう。
5.まとめ
今回は、意外と人に見られている「背中」のケアについてお伝えしてきました。
背中が汚く見える原因は、人それぞれ。
なかでも、背中にできるブツブツは、汗や皮脂、不潔などで引き起こされることがあります。
背中ニキビを作らせないためには、日頃のケアが大切。
清潔に保ち、摩擦を避けて、保湿をする。そして生活習慣を改善して健やかな肌を育んでいくといった、基本的なスキンケアが必要です。
また、背中は自分では届かずケアしにくいパーツなので、プロの手に委ねるのも一手。
セルフケアに限界を感じたら、エステサロンや美容皮膚科に相談してみてくださいね。
さあ、今年も夏がやってきます。
今のうちにしっかりケアを始めて、ツルツルの背中で夏を迎えませんか♪