赤ら顔におすすめ化粧水3選!成分や効果、赤みの原因、スキンケア法を徹底解説
顔が赤くなったり、ヒリヒリしたり…。
そんなとき、「いつもの化粧水でいいのかな?」と悩む方もいらっしゃいますよね。
そこで今回は、赤ら顔におすすめの化粧水成分やNG成分をご紹介。
併せて、赤ら顔の原因やスキンケア方法、メイク法なども詳しく解説していきたいと思います。
  • 顔が赤くなる原因は?
  • 赤ら顔に効く化粧水は?
  • 顔が赤くなっているとき、使わない方がいい成分は?
  • 赤ら顔をメイクで隠す方法を知りたい!
  • 皮膚が薄くて赤ら顔になるのはなぜ?
  • 赤ら顔を改善するスキンケア方法は?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひ参考になさってくださいね。

1.赤ら顔の原因

赤ら顔の原因
そもそも、なぜ赤ら顔になってしまうのでしょうか。
その原因は、次のようにいくつかあります。

1-1.肌の炎症

赤ら顔になる原因として、まず考えられるのが肌の炎症。
次のようなことが原因で、肌は炎症を起こし、赤くなってしまうことがあります。

・日焼け

日焼けは、肌の炎症を起こす大きな原因のひとつ。
紫外線に長時間さらされることで、肌が炎症を起こし、赤くなることがあります。

・摩擦

摩擦も肌の炎症を引き起こす原因。
ゴシゴシ洗顔や、服の着脱、顔を触る癖など、日常の何気ない行動で摩擦が起きてしまいます。

・アレルギー反応

化粧品や薬品、金属などに対するアレルギー反応が原因で、肌が炎症を起こすことがあります。

・アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎も皮膚内で炎症が起きている状態。赤みやかゆみを伴うことがあります。

・肌の乾燥

肌の乾燥も、炎症を起こす原因のひとつ。
バリア機能が低下して、外部刺激に弱くなり、炎症が起こりやすくなります。

1-2.毛細血管の拡張

毛細血管の拡張も、赤ら顔の原因となります。
それには、次のようなさまざまな理由が考えられます。
  • 薬の副作用
  • 運動
  • 気温の急激な変化
  • 更年期障害によるホットフラッシュ
  • アルコールの摂取
など

1-3.皮膚の菲薄化(ひはくか)

皮膚の菲薄化も、赤ら顔の原因。
その理由は次のように、いくつか考えられます。

・毛細血管が透けやすくなる

皮膚が薄くなると、表皮下の毛細血管が透けやすくなります。
とくに血管が拡張した際に、より赤みが目立ちます。

・バリア機能の低下

バリア機能を担う角質層が薄いため、外部刺激に対して敏感になります。
これにより、刺激に対して過剰に反応して、赤みや炎症を引き起こしやすくなります。

2.赤ら顔の時のスキンケアOK,NG成分

赤ら顔の時のスキンケアOK,NG成分
以上のように、さまざまなことが原因で起こる赤ら顔。
赤ら顔になったときは、どのようなスキンケア製品を選べばよいのでしょうか。
今回、参考にさせていただいたのは、美容を教える化学の先生・かずのすけさんの動画。
顔に赤みがあるときにおすすめの成分とNGの成分をご紹介されていたので、まとめてお伝えしていきたいと思います。

2-1.赤ら顔にOKの成分

まずは赤ら顔にOKの成分を見ていきましょう。

・セラミド

まず、積極的に補給したい成分はセラミド。
セラミドはもともと私たちの角質層に存在する成分で、肌のバリア機能を担っています。
肌に赤みが出ている時は、バリア機能が低下している可能性大。
そこでセラミドをしっかり補給することで、バリア機能を底上げ。
赤みが目立たない肌を、目指すことができます。
なかでもおすすめは、ヒト型セラミド。
ヒト型セラミドは、ほかのセラミドに比べて肌なじみがよく、保湿力も高いというメリットがあります。

・トラネキサム酸

トラネキサム酸も肌の赤みに有効な成分。
炎症を誘導するプラスミンという因子の働きを抑制。
また過剰な血流を穏やかにする効果もあるため、血管拡張による赤ら顔にお悩みの方にも有効だと言えます。

・ε-アミノカプロン酸(イプシロンアミノカプロン酸

ε-アミノカプロン酸は、人工合成されたアミノ酸。
トラネキサム酸よりは穏やかな効き目ですが、過剰な血流を穏やかにする効果が期待されます。

・プラセンタエキス

さまざまな美肌効果が期待されるプラセンタエキス。
正常な肌を育むサポートもしてくれるため、肌の菲薄化によって赤みが目立つ肌にも有効だと言えます。

・アミノ酸やPCAナトリウムなどのNMF系成分

NMF系成分も赤ら顔に有効な成分。
NMFはもともと私たちの肌に存在する成分ですが、炎症によって赤みが出ているときは、NMFが不足していることがあります。
それをスキンケアによって補給することで、肌の機能を取り戻し、健やかな肌を目指しやすくなります。

・ナイアシンアミド

美白効果やシワ改善で注目を集めているナイアシンアミド。 
そのナイアシンアミドは、セラミドを増やす働きもあります。
セラミドが増えることで、バリア機能がアップ。
炎症が起こりにくい肌を目指すことができます。

・ワセリン

ワセリンは、肌をコーティングすることで、外部刺激から保護してくれる成分。
炎症が起きている肌にも使いやすく、水分の蒸発を防いで乾燥を防いでくれます。

2-2.赤ら顔にNGの成分

次に、赤ら顔にNGの成分を見ていきましょう。

・ピーリング系成分

AHAやBHA、イオウなどは、赤ら顔にNGの成分。
これらはターンオーバーを促進したり、皮膚を溶かすことによって、ピーリング効果を発揮する作用があります。
そのピーリング効果によって肌が薄くなりすぎると、赤みが目立ってしまうので、おすすめできません。

・ヘパリン類似物質

ヘパリン類似物質も赤ら顔におすすめされない成分。
血行を促進する効果があるので、余計に赤みが目立ってしまいます。

・活性型ビタミンC

活性型ビタミンCも、注意したい成分。
ビタミンCは肌によいというイメージがありますが、刺激が強いため、炎症が起きている肌には不向き。
また微弱なAHA効果もあるため、皮膚の菲薄化を促進する可能性も考えられます。

・レチノール

しわ改善効果で一躍注目を浴びているレチノール。
とくに高濃度のレチノールは、ターンオーバーを促進する効果が高く、皮膚が菲薄化してしまう可能性があります。

・高濃度のアルコール

高濃度のアルコールは、それ自体が刺激になってしまう可能性があります。
炎症が起きている肌には不向きなので気をつけましょう。

・酵素

洗顔などによく配合されている成分ですが、皮膚の表面を分解する働きがあるため、赤みが出ている肌にはおすすめできません。

3.赤ら顔におすすめの化粧水3選

赤ら顔におすすめの化粧水3選
以上の成分を参考に、ここで赤ら顔におすすめの化粧水を、3商品ご紹介します。

3-1.イプサ『ザ・タイムRアクア』

『ザ・タイムRアクア』とは?
数々のベスコスを獲得しているイプサの『ザ・タイムRアクア』。
トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムという抗炎症成分が配合されています。
肌への浸透がとてもよく、使用感もよいのが特徴です。

3-2.肌ラボシリーズ『白潤プレミアム』

『白潤プレミアム』とは?
こちらも、トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウム配合の化粧水。
肌への浸透力はイプサに劣りますが、1,000円以内という非常にリーズナブルな価格なので、費用を抑えたい方にはおすすめです。

3-3.肌美水

パッケージはこちら
肌美水は、温泉水がベースになっている敏感肌用化粧水。
とろみのあるテクスチャーで、敏感になった肌をやさしく保湿します。
またセラミドの生産力をアップしてくれる和漢植物も配合。
バリア機能の高い健やかな肌を目指すことができます。

4.効果を高めるスキンケア法

効果を高めるスキンケア法
おすすめの成分や商品がわかったところで、次により効果的なスキンケア方法をご紹介します。

4-1.コットンパック

より効果を上げるために取り入れたいのがコットンパック。
パッティングをすると刺激となって、より赤みが増してしまいます。
化粧水をたっぷり浸したコットンを貼ることで、角質層へ化粧水がしっかり浸透。
より高い効果を得ることができます。
ただし、コットンを長く貼っていると、逆に乾燥してしまいます。
3~5分程度で剥がすようにしましょう。
コットンパックについては、こちらの記事にてより詳しく解説しております。

4-2.ブースターで肌を柔らかくする

ブースターで肌を柔らかくするのもおすすめ。
とくに、乾燥によってごわついている肌は、スキンケア製品が浸透しにくい状態にあります。
洗顔直後にブースターを使用することで、通り道ができて、化粧水も浸透しやすくなりますよ。
ちなみに私が愛用しているのはこちらのブースター。
ヒト型セラミド配合で、バリア機能をアップしてくれるので、赤みが気になる肌にもおすすめです。
ピュアセラ美容オイルを塗ってから、肌美水
ブースターで肌が柔らかくなった後は、化粧水をたっぷりと。
赤みが目立ちにくい肌を目指すことができると考えます。
ただし、赤みや炎症が強く出ていたり、長引く場合は、速やかに皮膚科を受診するようにしましょう。

5.赤ら顔のカバーメイク方法の紹介

赤ら顔のカバーメイク方法の紹介
最後に、赤ら顔をカバーするメイク方法をご紹介します。

5-1.グリーンの下地

下地には、赤みを打ち消してくれるグリーンをチョイス。
とくに赤みが目立つ場所には、重ね塗りをするとよいでしょう。

5-2.リキッドファンデーション

赤みをしっかり隠したいという方は、カバー力の強いリキッドファンデーションがおすすめ。
しかし、炎症が強く出ているときなどは、肌に負担をかけないミネラルファンデーション、またはノーファンデで過ごすことをおすすめします。

5-3.パウダー

ファンデーションの後は、顔全体にパウダーをふわっと乗せます。
それにより、ファンデーションの持ちがよくなります。

5-4.チーク

チークは、赤みを強調しないカラーをセレクトしましょう。
ヌード系やオレンジ系など、自然に仕上がる色がおすすめです。

6.まとめ

今回は、赤ら顔について、ピックアップしてきました。
赤ら顔は、肌の炎症や血管の拡張などいくつかの理由で起こります。
顔に赤みを悪化させないためには、スキンケア製品の成分に注意を払うことも必要。
今回、成分やおすすめの化粧水、より効果を上げるスキンケア法をご紹介したので、ぜひ参考になさってくださいね。
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