見逃しがちな首の乾燥。
気になるかゆみや、年齢を感じさせてしまう首のしわなどの原因になります。
そこで今回は、首の乾燥を予防するスキンケアを徹底解説。
首の乾燥を予防する保湿方法やマッサージ、人気ネッククリームの口コミなどをご紹介します。
- 首が乾燥する原因は何？
- 首が乾燥するとどうなる？
- 首の保湿にはどうしたらいい？
- 保湿しても乾燥するのはなぜ？
- 首の乾燥におすすめの保湿クリームは？
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひ参考になさってくださいね。
Contents
1.首の乾燥はなぜ起こるの？
首の乾燥はなぜ起こるのでしょうか。
その具体的な原因をチェックしていきましょう。
1-1.紫外線
首の乾燥を引き起こす原因として、まず挙げられるのが紫外線。
皮膚の一番外側にある角質層にはバリア機能が備わっています。
そのバリア機能によって、外的刺激から内部を守ったり、水分の蒸発を防いでいます。
紫外線は、このバリア機能を低下させる大きな原因。
紫外線を浴びることで、バリア機能が破壊されて、肌が乾燥しやすくなってしまうのです。
1-2.加齢
加齢も、首の乾燥を引き起こす原因。
それには、次のようないくつかの原因があります。
・皮脂分泌量の低下
皮脂は、薄い膜を形成して水分の蒸発を防ぐ役割があります。しかし、加齢によって皮脂腺の活動が低下。皮脂分泌量が低下することで、肌は乾燥します。
・セラミドやNMF（天然保湿因子）の減少
また角質層には、肌を保湿するセラミドやNMF（天然保湿因子）が存在。しかし、これらも加齢によって減少してしまい、肌が乾燥しやすくなります。
・ターンオーバーの遅延
加齢によってターンオーバーが遅くなることも、乾燥の原因のひとつ。古い角質が肌に留まりやすくなり、これが乾燥につながります。
1-3.間違ったスキンケア
次のような間違ったスキンケアも、首の乾燥を引き起こす原因となります。
・角質ケアのやりすぎ
ピーリングや垢すりなど、角質ケアをやりすぎることで、必要な角質まで取り除いてしまい、保湿力が低下することがあります。
・保湿不足
保湿不足も、乾燥の大きな原因。
顔はしっかり保湿しているのに、首はあまり保湿してないという方も多いのではないでしょうか。首も同じ皮膚でできているので、顔と同様にしっかり保湿することが大切です。
2.首が乾燥により引き起こされる肌トラブル
では、首が乾燥することで、どのような肌トラブルが起きるのでしょうか。
具体的にチェックしていきましょう。
2-1.シワやたるみ
首の乾燥によって引き起こされる肌トラブルとして、シワやたるみが挙げられます。
首のシワは、横のしわと縦のしわがあります。
横のしわは、姿勢の悪さや高すぎる枕の使用など、生活習慣によって引き起こされるのがほとんど。
一方、首の縦ジワは乾燥や加齢によって引き起こされます。
加齢は避けられませんが、乾燥は日々のスキンケアで予防できるポイント。後ほど詳しく解説するので、参考になさってくださいね。
2-2.肌荒れやかゆみ
肌の乾燥によって、首の肌荒れやかゆみも引き起こされます。
肌は乾燥することでバリア機能が低下。
外部刺激の影響を受けやすくなり、かゆみを感じやすくなったり、赤みなどの肌トラブルに繋がることがあります。
3.首を乾燥から守る効果的なケア
首を乾燥から守るために大切なのは、なんといっても保湿。
顔と同様、丁寧に保湿をすることで、乾燥からを予防することができます。
次のポイントを意識して、保湿を行いましょう。
3-1.首全体をしっかり保湿
首を保湿する場合は、鏡で見える前側はもちろん、後ろ側もしっかり行いましょう。
保湿剤が髪や服に付着しないように、お風呂上りに服を着る前や、髪をセットする前に塗布するとよいと思います。
3-2.保湿力の高い美容成分
保湿力の高い美容成分が入った製品を使うことも大切。
なかでも、セラミドやNMF（天然保湿因子）を補うことで、バリア機能が正常になり、肌が乾燥しにくくなります。
4.首のシワをケアするマッサージやストレッチの方法
首のしわをケアするためには、次のようなマッサージやストレッチ方法も有効です。
4-1.リンパマッサージ
首周りはリンパが流れている場所。リンパが滞っているとむくみにつながり、結果的にシワもできやすくなってしまいます。こまめに流すことでスッキリした首元を目指しましょう。
ここで一つ、首周りのリンパマッサージをご紹介します。
- オイルまたはクリームを手にとり、首に伸ばします
- 耳の下から鎖骨に向かって優しく流します
- 人差し指と中指で鎖骨をつかみ、内側に向かって流します
- 鎖骨から脇の下に流します
4-2. ストレッチ
シワが気になる部分はストレッチで伸ばしてあげるのもおすすめです。
さまざまなストレッチ法がありますが、ここでは首の前側をストレッチする方法をご紹介します。
- 両手のひらをクロスして、鎖骨あたりにセットします
- 上向いて30秒キープ。呼吸を止めずに、ゆっくり行いましょう。
こちらの記事にて首のマッサージやストレッチの方法を、写真付きでご紹介しておりますので、ぜひ参考になさってください。
5.首を乾燥から守るUV対策
首を乾燥から守るためには、紫外線対策も重要です。
5-1.日焼け止めを塗る
紫外線対策としてまず取り入れたいのが日焼け止め。
顔だけでなく、首にもしっかり塗りましょう。
首全体に均一に塗り、2?3時間ごとに塗り直すことが大切です。
5-2.日傘やネックカバー
日傘やネックカバーなどの、UVケアアイテムを取り入れるのもおすすめ。
ネックカバーは、通気性の良い素材など、快適に使用できるものを選びましょう。
5-3.首を出さない服を着る
首を出さない服を着るのも一手。
紫外線に首が直接さらされるのを防ぎます。
その際、素材によってはかゆみなどを感じてしまうので、心地よく使えるものを選んでくださいね。
6. 人気ネッククリーム5選と口コミ
それではここから、人気のネッククリームを口コミとともにご紹介していきます。
6-1.無印良品 エイジングケアデコルテミルク
米ぬか発酵液と11種の植物エキス、ビタミンC誘導体、レチノール誘導体を配合したデコルテ用クリーム。ハリのあるなめらかなデコルテに導きます。
・よい口コミ
- 伸びがいい
- べたつかない
- ポンプ式で使いやすい
・悪い口コミ
- 保湿力が低い
- 特別な魅力を感じない
6-2.エスティーローダー シュープリーム プラスYPクリーム
アジア人女性のために開発された、首、デコルテ用のクリーム。50mlで13,750円と高額ながらも、人気の高い製品です。
・よい口コミ
- 少量でもよく伸びる
- 香りがいい
- 重すぎないテクスチャーで使いやすい
・悪い口コミ
- 赤みが出た
- 中蓋が扱いづらい
- 効果を実感しない
6-3.ｂidol ハピネスマスクR
顔はもちろん、首まで密着させられるユニークな形のシートマスク。
人気のCICA成分配合で、特別な日のケアに。
・よい口コミ
- 個包装なので旅行にも便利
- シートがひたひただけど液だれしなくて使いやすい
- 首まで保湿できてこの値段は、コスパがいい
・悪い口コミ
- 首のところが剥がれてくるの
- 赤みが出た
- 香りが苦手
6-4.ホワイトコンク ホワイトニングCC CⅡ
美容成分を豊富に含んだ全身用CCクリーム。多色パールが、毛穴・肌の色ムラを補正し、美白肌へ導きます。
・よい口コミ
- ラメが入っていて、キラキラする
- グレープフルーツの香りがいい
- 自然にトーンアップする
・悪い口コミ
- ラメが多く、塗った手がキラキラしてしまう
- 日焼け止め効果がないのが残念
- 白いカスが出てくる
6-5.コスメデコルテAQコンセントレイトネッククリーム
コクのあるネッククリーム。ネック用マッサージャーつきで、乾燥による首の小じわにアプローチしてくれます。
・よい口コミ
- 首の横ジワが目立たなくなった
- 高級感のあるよい香りがする
- 夜の使用だけで十分効果を感じる
・悪い口コミ
- 効果を感じない
- 付属のスプーンが使いにくい
- 塗った部分が荒れてしまった
7. 私の首の乾燥ケア
以上のように、首やデコルテ専用のスキンケア製品を使うのも一手ですが、私は顔に使っている化粧品をそのまま首に塗布しています。ここで実際に私が行っている首の乾燥ケアをご紹介するので、参考になさってくださいね。
7-1.シートパックを首に貼る
まず一つめが、シートパックを首に貼る方法。
顔用のシートパックを剥がしたあと、捨てる前に首にも貼付します。
たった2～3分程度ですが、角質層の奥までしっかり保湿される感じがして、みずみずしさがキープできますよ。
7-2.スキンケア製品を首まで伸ばす
スキンケア製品を首まで伸ばすことも大切。
私はブースターとして美容オイルを使っていますが、その美容オイルの時点から、顔だけでなく、首にも塗布しています。すると乾燥で固くなった肌も柔らかい状態に。
その後、化粧水で水分を補給。
やさしくハンドプレスしながら塗布します。
最後に乳液やクリームを軽く塗布して蓋をすることで、水分の蒸発を防ぎましょう。
朝のスキンケアでは、日焼け止めもお忘れなく。
愛用のブースターに関しては、こちらの記事にて詳しく解説しております。
7-3.オイルマッサージ
ときには、オイルでマッサージもしています。
リンパを流してあげることで、すっきりとした首元に。
その際、何も塗っていないと肌にダメージを与えてしまうので、オイルで滑りを良くすることが大切です。
8. まとめ
今回は、首の乾燥ケアについて解説してきました。
首の乾燥は、紫外線や加齢や間違ったスキンケアで引き起こされます。
これが、シワやたるみ、肌荒れや、かゆみなど、さまざまな肌トラブルの原因に。
保湿やUVケアをしっかり行い、肌を乾燥から守りましょう。
マッサージやストレッチで積極的にケアするのもおすすめです。
