洗顔後すぐに塗布するブースターオイル。
スキンケア製品の浸透を高めてくれるアイテムです。
そんなブースターオイルですが、さまざまなオイルがあり、どれを選んでいいかわからないという方もいらっしゃいますよね。
そこで今回は、ブースターオイルの選び方を徹底解説。
併せてブースターオイルのメリット・デメリットや、45歳乾燥肌の私の肌をふわふわにしてくれたおすすめブースターオイルもご紹介します。
- ブースターオイルは意味ない?
- どうしてオイルを塗ると化粧水の浸透がよくなるの?
- ブースターオイルは毛穴に効果がある?
- おすすめのオーガニックブースターオイルは?
- ブースターとして使えるオイルの種類は?
- ブースターオイルはいつ使うべき?
- 導入液とブースターの違いは何?
以上のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考になさってくださいね。
Contents
1.ブースターオイルとは?
ブースターオイルとは、洗顔後、化粧水の前に使用するオイルのこと。
乾燥などでごわついた肌をオイルによって柔らかくする効果があります。
それにより、化粧水や美容液の浸透がアップ。
スキンケア効果をワンランクアップさせることができる、スペシャルアイテムです。
2. ブースターオイルのメリット・デメリット
ブースターオイルにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
掘り下げてチェックしていきましょう。
2-1.メリット
ブースターオイルには次のようなメリットがあります。
・化粧水の浸透を高められる
先述したように、ブースターオイルには化粧水の浸透を高める効果が期待できます。
乾燥で肌がごわついていると、化粧水がなかなか浸透ないことがあります。
そのようなときにブースターオイルをなじませることで、肌が柔軟に。
柔らかくほぐれた肌には、化粧水などのスキンケア製品が浸透しやすくなります。
高価な化粧水や美容液を使っていても、肌に浸透しなければ効果を実感できませんよね。そのようなときは、ブースターで肌を柔らかくしてみてはいかがでしょうか。
・乾燥を防ぐことができる
肌の乾燥を防ぐことできるのも、ブースターオイルの大きな魅力。
オイルを塗布することで、肌内部の水分の蒸発を防ぐことができ、うるおいキープにつながります。
乾燥によって、しぼんでしまった毛穴もふっくら。
とくに乾燥肌の人は、効果を実感しやすいでしょう。
・栄養を与えられる
ブースターオイルによって、肌に栄養を与えられるのもメリットのひとつ。
オイルによって、ビタミンEやビタミンCなど、健やかな肌に導いてくれる成分を含んでいるものもあります。
それによって、くすみが改善したり、シミやニキビ予防など、さまざまな効果が期待できるでしょう。
・コスパがいい
ブースターオイルは、肌質やオイルの種類にもよりますが、基本的に数滴でOK。
大量に塗布する必要がないので、コスパがよいのが特徴です。
2-2.デメリット
一方で、次のようなデメリットもあります。
・スキンケアのアイテム数が増えてしまう
ブースターオイルを取り入れることで、使用するアイテム数が一品増えてしまいます。
シンプルスキンケアを心がけている方や、美容にかける時間やお金をセーブしたい方にはデメリットと感じられるかもしれません。
ブースターオイルのなかには、乳液やクリームの代用としてスキンケアの仕上げにも使えるものもあるので、アイテム数を減らしたい方は、そのように工夫してみてくださいね。
また、私は過去にオイルだけのシンプルスキンケアを行ってみたこともあります。こちらの記事にその様子をレポートしているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
・オイルの種類によってはニキビを悪化させる可能性も
オイルの中には、ニキビの原因菌であるアクネ菌の餌になる成分を含んでいるものもあります。ニキビができやすい方がそのようなオイルを使うとニキビができやすくなってしまう可能性も。ご自身の肌に合わせて。慎重に選ぶ必要があります。
次章で、それぞれのオイルの特徴をご紹介するので、参考になさってください。
・塗りすぎるとべたつく
ブースターオイルを塗りすぎてしまうと、べたつきにつながってしまう可能性も。
とくに、皮脂の多いTゾーンにたくさん塗布してしまうと、べたつきを招いてしまいます。
ブースターオイルは、ほんの数滴でOKですので、手のひらに馴染ませて、乾燥しやすい頬や目元などを中心に塗布。その後、手のひらに余った油分をTゾーンに移すようにして、べたつきや化粧崩れを防ぎましょう。
3. ブースターにおすすめのオイル
オイルにはさまざまな種類があります。
なかでも、ブースターに適しているのは親水性の高いオイル。
水となじむ性質があるため、化粧水を弾くことなく、肌に届けてくれます。
親水性の高いオイルは、次のようにいくつかあります。
3-1.ホホバオイル
ブースターオイルとして、よく使用されるのがホホバの実から抽出されるホホバオイル。
オイルという名前がついていますが、ワックスエステルというロウの一種です。
ワックスエステルは、人の皮脂にも含まれているため、非常に肌なじみがよいのが特徴。
酸化しにくく、オイル特有の香りも弱いため、使いやすいオイルと言えるでしょう。
精製タイプと未精製タイプがあり、未精製タイプは黄金色をしたゴールデンホホバオイルと呼ばれています。
ホホバオイルの栄養をしっかり享受したい方は、ゴールデンホホバオイルを選んでみてくださいね。
3-2. アルガンオイル
アルガンオイルも、非常に使いやすく愛用者の多いオイル。
モロッコに自生するアルガンツリーから採取されるオイルです。
人の皮脂と同じ成分でできているオレイン酸を約50%含有。
肌なじみがよく、ブースターにぴったりです。
ただし、オレイン酸はアクネ菌のエサになるのでニキビができやすい方には不向き。
乾燥肌でニキビができにくい肌に適しているでしょう。
血流を改善してくれるビタミンEも豊富なので、朝起きて顔色がパっとしないときに、軽くマッサージしながら塗布してみてはいかがでしょうか。
3-3.スクワランオイル
スクワランオイルもブースターオイルとして愛用者が多いオイル。
深海ザメなどサメの肝油から抽出された動物性のスクワランオイルと、オリーブの実などから採取された植物性のスクワランオイルがあります。
安定性が高く劣化しにくいことや、さらっとした使用感で、香りもなく、使いやすいのが特徴です。
3-4.ローズヒップオイル
海外セレブを虜にして一躍有名になったのがローズヒップオイル。
ビタミンCをはじめ、ビタミンを豊富に含んでおり、ターンオーバーの正常化や抗酸化作用によるエイジングケア効果など、うれしい効果が期待できます。
やや重いテクスチャーなので、初めてオイルを使う方は扱いづらく感じる可能性も。
独特な香りや価格の高さ、酸化しやすい点などの懸念点もあるため、オイル上級者向きかもしれません。
3-5.オリーブオイル
オリーブオイルも保湿力に優れたオイル。
人の皮脂にも含まれているオレイン酸を70%近く含んでおり、非常に肌なじみがよいのが特徴です。
ただし、アクネ菌のエサになるオレイン酸を含んでいるため、ニキビができやすい方は要注意です。
また食用のオイルと美容用のオイルがありますが、肌に塗るのは美容用のオイルにしましょう。
3-6.マカダミアナッツオイル
マカダミアナッツの実から抽出したのがマカダミアナッツオイル。
消えるオイルと呼ばれるほど、浸透性が高く、軽いテクスチャーのため、オイル特有のべたつきが苦手な方にもおすすめです。
オレイン酸を60~70%含んでいるため、保湿効果は高いものの、ニキビができやすい方には不向き。
抗酸化作用のあるビタミンEも豊富に含んでいます。
こちらの記事には、さまざまなオイルの効果や特徴をご紹介しております。
オイルの比較をしたい方は、こちらをご参照ください。
4.ブースターオイルの選び方
オイルの種類がわかったところで、次にブースターオイルの選び方を見ていきましょう。
次の3つのポイントを念頭に、セレクトしてみてくださいね。
4-1.オーガニックで精製されたもの
まずチェックしたいのが、オーガニック精製されているかどうか。
オーガニックオイルは、一般的に化学的な農薬や合成肥料などの化学物質を使用せずに、有機栽培された植物から抽出されたオイルを指します。
栄養豊富で肌にもやさしいのが特徴。
なかでも厳しい基準をクリアしたエコサート認証を受けているオイルは、安心して使えるでしょう。
4-2.保湿成分の有無
保湿成分の有無も、チェックしたいポイント。
オイル自体にも水分の蒸発を防いでうるおいを保つ効果はありますが、乾燥が気になる方は、保湿成分がプラスされているものを選ぶとよいでしょう。
たとえば、セラミド。
セラミドは、もともと私たちの角質層に存在する成分で、水分を挟み込んで角質層に留まらせる効果があります。
セラミドが配合されたオイルを使えば、肌が蓄えられる水分量もアップ。
うるおいが持続します。
4-3.オイルの種類に迷う場合はブレンドタイプ
ブースターオイルは、1種類のオイルのみを使用したものもあれば、いくつかのオイルを組み合わせているブレンドタイプもあります。
どのオイルを使ったらいいのかわからないという方は、ブレンドタイプを使うのがおすすめ。
複数のオイルの魅力を感じることができますよ。
5.おすすめブースターオイル
最後に、45歳・乾燥肌の私が愛用しているブースターオイルのご紹介です。
こちらが、ピュアセラ美容オイル。
ホホバオイル、アルガンオイル、マカダミアナッツオイルの3つのオイルがブレンドされています。
どれもエコサート認証を受けている安心なオイルがベースです。
さらに、うれしいのが天然ヒト型セラミド配合であること。
ヒト型セラミドは、セラミドのなかでも肌なじみがよく保湿力が高いので、乾燥肌の私の肌も、ふっくらツヤツヤに。
「ピュアセラ美容オイル→化粧水→ピュアセラ美容オイル」という2アイテムで仕上げると、こんな感じになります。私のように乾燥肌の方、年齢肌の方にはおすすめですよ♪
6.ブースターオイルのQ&A
最後にブースターオイルの気になる疑問について、Q&A形式でお答えします。
6-1.化粧水の前にオイルを使うと化粧水を弾いてしまわない?
水と油はなじまない性質があることから、「ブースターオイルを使うことで、化粧水をはじいてしまうのでは?」と思う方もいらっしゃいますよね。
しかし、実は逆。
ブースターオイルによって、肌が柔らかくなることで、化粧水の浸透はアップします。
なかでも、親水性の高いオイルを使うと、水分をキャッチして角質層に届けてくれるので、浸透が高まります。
6-2.導入液とブースターってどう違うの?
導入液とブースターは、呼び方の違いであり、意味は同じ。
どちらも洗顔後、化粧水の前に使用することで、スキンケア製品の浸透を高める意味合いがあります。
6-3.ブースターオイルはいつ使うべき?
ブースターオイルを使うタイミングは洗顔直後。
化粧水の前に使用しましょう。
7.まとめ
今回は、 ブースターオイルについてクローズアップしてきました。
ブースターオイルは、洗顔後に使用するアイテム。肌が柔らかくなり、化粧水などのスキンケア製品の浸透を高めることができます。
なかでも、親水性の高いオイルは、水分をしっかり届けてうるおいをキープすることができるのでブースター向き。
今回、ブースターに向いているオイルの種類やおすすめオイルをご紹介したので、ぜひお買い物の参考になさってくださいね。