酒さに有効なスキンケアって?皮膚の赤みの原因と知っておきたい注意点

「赤ら顔が悩み…。」
「大人になってから頬が赤くなりやすくなった…。」

などとお悩みの方はいませんか?

実はそういった方は「酒さ」が原因かもしれません。

そこで今回この記事では、

  • 酒さとは何か
  • 酒さを予防、改善するためのスキンケア
  • 日常生活で気を付けたいこと

などを分かりやすく紹介・解説していきますよ。

ぜひこの記事を参考に酒さについて詳しくなり、自分に適したケアでお悩みを解消していきましょう!

 

1.酒さって何?

酒さって何?

「酒さ」と聞くと、顔が赤くなるということは知っていても、具体的にお肌がどんな状態になっているのかまでは分からないという方も多いのではないでしょうか。

また、酒さは1つだけではなくいくつかの種類があることもあまり知られていないですよね。

そこでまずは酒さについて、

  • 症状
  • 種類

といった2つの観点から詳しく解説していくので、自分のお悩みをより深く理解していきましょう。

 

1-1.症状

まずは酒さの症状について見ていきましょう。

酒さとは、鼻や両頬を中心として顔が全体的に赤くなる皮膚の病気のことであり、赤ら顔とも呼ばれます。

また、中高年に多いことも酒さの特徴ですよ。

そんな酒さの主な症状としては、

  • 顔や首に一時的な赤みを繰り返す
  • 特定の一部分の赤み、ほてりが続く

といったことが挙げられます。

それに加えて副症状として、

  • 熱感やチクチクとした痛み
  • 乾燥肌
  • 浮腫
  • ドライアイ

などといった症状も主症状とあわせて出現することがあります。

なお、酒さと症状の似た皮膚病の一つとして「酒さ様皮膚炎」という疾患がありますが、これは顔にステロイドを長期的に外用することによって起こる皮膚病であり、酒さとは原因が別の病気なので注意しましょう。

1-2.種類

続いて酒さの種類について見ていきましょう。

実は「酒さ」と一口に言っても症状が現れる箇所や特徴によって以下の4つの種類に分けられるんです。

ここでは4つの酒さについてそれぞれの特徴をご紹介していくので、自分の酒さがどの種類に当てはまっているのかチェックしてみてくださいね。

1.紅斑毛細血管拡張型

次に3つ目の種類は、「紅斑毛細血管拡張型」です。

このタイプは、一時的な赤みからだんだんと慢性化していくことが特徴であり、

  • 両頬
  • あご
  • 眉間

などといった顔全体に赤みが広がっている場合は、このタイプに当てはまる可能性が高いです。

また、赤みが広がった際にかゆみや刺激感といった症状が現れることもあり、「湿疹」や「脂漏性皮膚炎」などの皮膚疾患と間違いやすいことも特徴です。

2.丘疹膿疱型

最後に4つ目の種類は、「丘疹膿疱型」です。

このタイプは、名称の通り丘疹や膿疱といったできものが現れることが特徴であり、

  • ニキビのようなブツブツがある
  • 膿を伴うできものがある
  • ほてりやかゆみがある

といった症状がある場合は、このタイプに当てはまっている可能性が高いです。

また、ニキビと比べてボツボツが小さかったり赤みを伴うことも特徴ですよ。

ここでは酒さを4つの種類に分けてご紹介しましたが、人によっては症状が複合的に現れることもあるので、明確に自分の型を知りたい場合は皮膚科を受診すると良いでしょう。

3.瘤腫型

次に2つ目の種類は、「瘤腫(りゅうしゅ)型」です。

このタイプは、鼻を中心に丘疹(きゅうしん)というできものが現れ、皮膚全体が厚くなって鼻が肥大し、ごわごわすることが特徴。

また、瘤腫型は主に男性にみられるタイプであることも特徴で、いわゆる「団子鼻」がこのタイプに当てはまります。

それに加え、瘤腫型の進行が進み、ある程度鼻が肥大してしまうと肥大した鼻が戻らなくなることから、早めの対処が必要なことも覚えておきたいポイントです。

4.眼型

最も珍しいタイプが「眼型」です。

このタイプは、名称の通り眼の周りに症状が出ることが特徴で、

  • 眼への刺激感
  • 充血
  • 涙が止まらない

などといった症状があれば眼型である可能性が高いです。

また、目がゴロゴロして眼瞼炎や結膜炎、角膜炎などといった病気を発症することもあります。

 

2.酒さが悪化する原因

酒さの原因

先ほどは酒さの症状や種類を解説してきましたが、「そもそも酒さってどんな原因で起こるの?」と酒さの原因について気になる方もいるでしょう。

しかし実は酒さの明確な原因は明らかになっていないんです。

ただし、酒さの症状は毛細血管が広がって通常よりも多くの血液が流れたときに現れることは分かっています。

そこでこの章では、酒さによる赤ら顔を悪化させる原因についてご紹介していきますよ。

それでは順番に確認していきましょう。

2-1.紫外線

紫外線によるダメージが皮膚の炎症を引き起こし、酒さの症状を悪化させることがあります。

 

2-2.温度変化

寒暖差や暑さも血管を拡張させ、酒さの症状を悪化させることがあります。

 

2-3.激しい運動

激しい運動により体温が上昇し、血流が増加するため、酒さの症状が悪化することがあります。

 

2-4.化粧品

アルコールや香料など刺激の強い成分が肌に負担をかけ、炎症を引き起こすことがあります。

とくに、酒さの症状がある人は肌が敏感なので、使用する化粧品にも注意が必要です。

 

2-5.医薬品

血管を拡張させる医薬品などは、酒さの症状を悪化させる可能性があります。

また、ステロイド系の薬を長期間使用すると、肌の状態がさらに悪化する可能性もあります。

服用している医薬品が悪化に関係していないか、皮膚科に相談することをおすすめします。

 

2-6.アルコール摂取

アルコールを摂取すると、血管が拡張しやすくなり、さらに症状が悪化することがあります。

適量を守るようにしましょう。

 

2-7.香辛料

香辛料も皮膚の血流を増加させるため、酒さを引き起こす原因となることがあります。

辛い食べ物の食べすぎには注意しましょう。

 

2-8.熱いお風呂

熱いお風呂に入ることで血行が良くなり、顔の血管が拡張するため、酒さの症状が悪化することがあります。

温かいお湯は避け、ぬるめの温度での入浴するようにしましょう。

 

2-9.ストレス

精神的なストレスや緊張も酒さの症状を悪化させる原因。

ストレスが血管の反応を強めたり、炎症を引き起こす物質を増加させるため、酒さの炎症が悪化する可能性があります。

 

2-10.高気温と低気温

高気温も酒さを悪化させる原因の一つ。

血管の拡張や汗による肌への刺激が酒さの症状を悪化させることがあります。

 

一方で、低気温も酒さの原因に。

寒冷環境では、体温を保つために血管が収縮しますが、温かい場所に入ると急に拡張します。この温度差が顔の赤みを悪化させることがあります。

 

3.スキンケアをする時のポイント

スキンケアをする時のポイント

前章では酒さの原因について解説しましたが、「原因は分かったけど、酒さの肌に合うスキンケアって何をすればいいの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの章では、酒さを悪化させない・改善するために知っておきたいスキンケアのポイントを3つご紹介していきますよ。

それではさっそくチェックしていきましょう。

3-1.刺激の少ない保湿

まず1つ目のポイントは、「刺激の少ない保湿」です。

前章でもお伝えしたように、お肌の刺激や間違ったスキンケアは酒さの悪化につながるため、反対に刺激の少ない丁寧なスキンケアを心がけることで悪化を防ぐことが期待できます。

また、酒さは乾燥肌を悪化させるため、保湿効果の高いケアを続けることは酒さだけでなく肌環境をより良くするためにも大事なことといえるでしょう。

具体的な保湿ケアとしては、化粧水や乳液を使った基本的なケアを継続することが大事で、とくに化粧水は洗顔後に乾いたデリケートなお肌をうるおす役割があることから、強く意識したいポイント。

しかし、酒さがあるお肌には化粧品が刺激になることもあるため、使う化粧水に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そんな方には「肌美水」がおすすめです。

というのも肌美水には、

  • 自然治癒力を高める薬湯の温泉水を使用
  • さっぱりした使用感と保湿力を両立し、お肌になじみやすい
  • 無添加、低刺激処方で刺激に弱いお肌でも使える

といった特徴があり、酒さの症状があっても使いやすいため。

また肌美水には、生薬の王様ともいわれる「甘草」を配合しており、お肌の保湿に欠かせない「セラミド」の生産力をアップしてくれることから、保湿効果の実感がしやすいことも魅力です。

以上のように、保湿効果の高いアイテムなどを使ってケアを続けることで、乾燥肌の改善が酒さの改善につながることもありますよ。

3-2.摩擦を避ける

続いて2つ目のポイントは、「摩擦を避ける」です。

酒さなどの炎症は皮膚のバリア機能が低下することで現れやすくなることから、バリア機能の低下につながる摩擦の刺激はNGなんです。

そのため、

  • クレンジングはシートよりもオイルを使う
  • 洗顔時はゴシゴシ擦らず、泡を転がすように洗顔する
  • 化粧水はコットンを使わず、手で塗布する

などのような対策をして、摩擦をできるだけ避けることが酒さの悪化を防ぐことにつながるでしょう。

また、新型コロナウイルスの影響でマスクを着用することによる摩擦も増えているため、長時間着用し続けるのを避けることも手軽にできる対策ですよ。

3-3.血行促進効果のある成分に気を付ける

最後に3つ目のポイントは、「血行促進効果のある成分に気を付ける」です。

酒さは毛細血管が広がって通常よりも多くの血液が流れたときに症状が現れるため、血行促進効果のある成分は酒さの悪化につながってしまいます。

そのため、

  • 酢酸トコフェロール
  • イチョウエキス
  • ヘパリン類似物質

などといった血行促進効果のある成分が含まれるものは避けるのがベターといえるでしょう。

注意したいのは、安全なイメージがある馬油。

刺激が少なく、保湿や炎症ケアに効果的ですが、血行促進効果があるため、酒さの症状がある場合は、使用は控えた方がよいでしょう。

4.日常生活で気を付けたいポイント

日常生活で気を付けたいポイント

先ほどは酒さの改善が期待できるスキンケアについてご紹介しましたが、酒さはさまざまな要因が合わさって症状が現れる疾患であるため、スキンケアをする時以外も注意しておきたいポイントがあるんです。

そこでこの章では、酒さを改善するために日常生活で気を付けたい3つのポイントをご紹介していきますよ。

それでは順番に詳しく見ていきましょう。

4-1.毎日の紫外線対策

まず1つ目のポイントは、「毎日の紫外線対策」です。

太陽からの紫外線によって酒さの症状が悪化することがあるため、外出をする際には日焼け止めクリームを塗る習慣をつけることがおすすめです。

また、日焼け止めクリームは刺激が強くて使えない、という場合は日傘やアームカバーなどを活用して紫外線対策をするようにしましょう。

なお、紫外線は太陽が出ていなくても地表に到達するため、曇りや雨の日でも紫外線対策をすると安心ですよ。

4-2.栄養バランスのとれた食事

続いて2つ目のポイントは、「栄養バランスのとれた食事」です。

酒さに限らず、お肌の状態をより良くするためには食生活を整えることも有効であり、栄養バランスのとれた食事を続けることで肌質の改善が見込めます。

とくにビタミンは美肌を目指すために必要な栄養素と言われており、

  • ビタミンA…ターンオーバーの正常化
  • ビタミンB2、B6…細胞の再生を促進/肌荒れの改善
  • ビタミンC…メラニンの生成を抑制
  • ビタミンE…抗酸化作用

などを意識して取り入れると皮膚の状態が整うでしょう。

4-3.質の高い睡眠

最後に3つ目のポイントは、「質の高い睡眠」です。

睡眠不足はストレスやホルモンバランスの乱れを引き起こし、結果的に酒さの悪化にもつながることから、質の高い睡眠を意識することも重要といえます。

そのことから、

  • 22時までにはベッドに入る
  • 毎日6時間以上寝る
  • 寝る1時間前からはスマホやパソコンのディスプレイを見ない

などといったポイントを意識して、しっかりとお肌と身体が休まる環境をつくるようにしましょう。

 

5.すぐに治したいなら皮膚科での治療も

すぐに治したいなら皮膚科での治療も

この記事ではスキンケアや生活習慣などのケアで酒さを改善する方法をお伝えしてきましたが、これらのセルフケアは継続し続けることで効果が出るため根気が必要なケアでもあり、すぐに治したい方にはあまりおすすめすることはできません。

また、酒さを完全に治すためには皮膚科に行って治療することが一番確実な方法といえるでしょう。

皮膚科で受けられる酒さの治療法としては、大きく以下の4種類が挙げられます。

  • 外用薬の処方(塗り薬)
  • 内服薬の処方(漢方薬や抗生剤など)
  • 手術療法
  • レーザー治療

これらは症状や患者の希望によって複数の治療法を組み合わせることもあります。

また、酒さの治療は長期的におこなわれることも多いことから、皮膚科を受診する際には自分に適した治療法を話し合うことも重要なポイントですよ。

6.酒さに関するよくある質問

よくある質問

それでは最後に酒さに、関してよくある質問と回答まとめていきたいと思います。

 

6-1.酒さが悪化するスキンケアは?

化粧水に含まれるビタミンCやピーリング作用のある成分が炎症を悪化させることがあります。

また不適切な洗顔やUVケア不足なども、悪化させる原因に。

基本的なスキンケアを今一度見直し、肌に負担をかけないようにしましょう。

 

6-2.酒さの保湿には何がいい?

酒さの症状がある肌は、正常な肌に比べて角質層が薄く、バリア機能が弱いことが多いです。

そのため、低刺激でバリア機能を回復することができるスキンケアが効果的。

そこでおすすめしたいのが、セラミド(細胞間脂質)や、NMF(天然保湿因子)です。

これらは、私たちの角質層に存在する成分で、バリア機能を担っている成分。

スキンケアで補ってあげることで、バリア機能をサポートすることができます。

 

私が取り入れているのは、セラミド配合のブースターオイル美容液とアミノ酸配合の化粧水。

セラミド配合のブースターオイル美容液とアミノ酸配合の化粧水

どちらも低刺激で、肌がゆらいでいるときに活躍してくれます。

 

また、3章でお伝えしたとおり、血行促進効果がある成分は避けるのがベター。

保湿する際、酢酸トコフェロール、イチョウエキス、ヘパリン類似物質などが配合されていないか、チェックしてみてくださいね。

 

6-3.酒さになったら避けるべきものは?

酒さなったら、どのような物事を避けるべきなのでしょうか。

まとめてご紹介します。

・刺激のある食べ物・飲み物

香辛料が多く含まれている食べ物、アルコール、カフェインは悪化の原因に。避けるようにしましょう。

・急激な温度変化

冷暖房の効きすぎた部屋、サウナ、熱いお風呂などは避けましょう。

・刺激の強いスキンケア製品

刺激の強い成分を含むもの

刺激となるアルコール(エタノール)や香料、肌のバリア機能を損なう過剰なスクラブやピーリングなどは避けましょう。

・激しい運動

ランニングやホットヨガなど、顔の血流が増えるような運動は控えることをおすすめします。

 

6-4.酒さ様皮膚炎と酒さの違いは何?

酒さ似た症状を持つ皮膚炎として、「酒さ様皮膚炎」があります。これらは、症状が似ていますが、原因や治療法が異なります。

 

先述したように、酒さの明確な原因は解明されていません。

一方で、酒さ様皮膚炎は、主にステロイド外用薬や特定の化粧品の長期使用が原因。医師の指導のもとで、ステロイドの使用を徐々に中止していくなどの治療法があります。

 

6-5.酒さに効く塗り薬はある?

酒さの治療でよく使用される薬として、次の2つが挙げられます。

・ロゼックスゲル

抗菌作用や抗炎症作用により、酒さの症状を改善します。

・アゼライン酸

抗菌作用や後遺症作用に加えて、皮脂分泌を抑制する効果もあります。

炎症が軽度で、ニキビを併発しているときに適していると言われています。

他にも外用薬や内服薬もあるので、皮膚科に相談して、適切な薬を処方してもらってくださいね。

7.まとめ

今回この記事では、酒さについて紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?

最後にもう一度、酒さの原因とスキンケアのポイントをまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。

酒さの原因
  • 皮膚疾患の症状…アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎など
  • 環境の影響…寒暖差や紫外線によるダメージなど
  • 生活習慣の乱れ…アルコールやカフェインの摂取、喫煙など
酒さのスキンケアのポイント
  • 刺激の少ない保湿…お肌に優しい成分配合のアイテムを使う
  • 摩擦を避ける…洗顔やコットンでのスキンケアに注意
  • 血行促進効果のある成分に気を付ける…酒さを悪化させるような成分を避けたケアをする

ぜひこの記事を参考に酒さの改善に効果的なケア方法を実践して、悩みのない健やかなお肌を目指しましょう!

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