洗顔後も残る毛穴の白いポツポツの正体は?肌を傷めない2つの 取り方を紹介
洗顔後やお風呂上り、小鼻の毛穴などに残る白いポツポツ。
「洗ったばかりなのに、なぜ毛穴に白いポツポツができるの?」と不思議に思われる方もいらっしゃいますよね。
実は、このポツポツの正体は「角栓」。
古い角質と皮脂が混ざり合った塊で、洗顔だけでは落とせないことがあります。
今回は、そんな角栓の取り方を解説。
できるだけ肌にダメージを与えずに、毛穴を目立たなくさせる方法をご紹介していきます。
  • 毛穴の白い角栓はなぜできるの?
  • 洗顔後に白い角栓が出てきたらどうしたらいい?
  • 洗顔後の白いポツポツは綿棒で取れる?
  • 毛穴の白いニョロニョロを取る方法は?
  • 角栓はピンセットで取っていい?
  • やってはいけない毛穴ケアは?
  • お風呂上りに残る白いポツポツは、どんなパックがおすすめ?
毛穴に残る白いポツポツが気になる方は、ぜひお読みくださいね。

1.白いポツポツの正体は?

白いポツポツの正体は?
まずは、洗顔しても毛穴に残る白いポツポツの正体について、詳しく見ていきましょう。

1-1.白いポツポツは角栓

洗顔しても毛穴に残る白いポツポツの正体は、角栓。
皮脂と古い角質が混ざってできた塊です。
毛穴の内部を守る役割がありますが、一定期間で排出されずに残ってしまうと毛穴の詰まりの原因となります。

1-2.ターンオーバーで排出される

本来、角栓は、ターンオーバーによって排出されます。
ターンオーバーとは、表皮の生まれ変わりのこと。
年齢によっても違いますが、主に28~35日程度で、古い角質が垢となって剥がれ落ちていきます。
角栓も同様にターンオーバーによって排出されるため、本来であれば肌に残ってしまうことはありません。
しかし、加齢や間違ったスキンケアなど、さまざまな原因でターンオーバーが乱れます。
それにより、角栓が肌にとどまってしまい、洗顔後もポツポツと目立ってしまうことがあるのです。

1-3.酸化すると黒くなる

最初は、白くニョロニョロとした柔らかい角栓ですが、空気や紫外線に触れることで酸化。
黒く、硬い状態になってしまいます。
すると、余計に毛穴は目立ち、洗顔では取れにくくなってしまいます。
そのため、角栓は酸化する前に、適切なケアでオフすることが大切です。

2. 角栓ができる理由

角栓ができる理由
では、角栓はなぜできてしまうのでしょうか。
その原因を探っていきましょう。

2-1.ターンオーバーの乱れ

まず、角栓の大きな原因となるのが、ターンオーバーの乱れ。
先述したように、角栓はターンオーバーとともに排出されていきますが、ターンオーバーが乱れることによって、角栓が残ってしまうことがあります。
すると、洗顔をしても白いポツポツが目立ってしまうのです。
ターンオーバーが乱れる原因は、次のようにさまざまです。
  • 加齢
  • 間違ったスキンケア
  • 肌の乾燥
  • 紫外線
  • 生活習慣の乱れ
など
ご自身の肌のターンオーバーを乱している原因を突き止め、適切なケアを取り入れていくことが大切です。

2-2.過剰な皮脂

過剰な皮脂も、角栓の原因。
角栓は、皮脂と古い角質が混ざり合ってできているため、過剰に皮脂が分泌されることで、角栓ができやすくなってしまうのです。
皮脂が過剰に分泌されてしまう原因は、いくつかあります。
  • 脂っこい食事
  • ホルモンバランスの乱れ
  • ストレス
  • 肌の乾燥
  • 間違ったスキンケア
とくに、肌の乾燥は注意したいポイント。
乾燥と過剰な皮脂分泌は、真逆のイメージがありますが、肌は乾燥しすぎると、内部を守ろうと過剰な皮脂を分泌してしまうのです。
皮脂を取り除こうと過剰な洗顔をしたり、保湿を怠ることのないよう、注意しましょう。

2-3.メイクや汚れの蓄積

メイクや汚れの蓄積も、角栓を作る原因。
メイクや汚れが毛穴を詰まらせて、角栓ができやすくなってしまうのです。
メイクをした日は、その日のうちに必ずクレンジングを行うことが大切。
また毎日、朝晩2回の洗顔で、肌に汚れを蓄積させないようにしましょう。

3. 角栓のNGケア

角栓のNGケア
角栓を取る方法として、さまざまな方法があります。
しかしなかには、肌にダメージを与えてしまうものも。
ここで、角栓のNGケアをまとめてご紹介します。

3-1.シートタイプの毛穴パック

まずは、おすすめできないのがシートタイプの毛穴パック。
一度でたくさんの角栓がオフできるため、愛用している方もいらっしゃいますよね。
しかし、シートタイプの毛穴パックは、必要な角質まで剥がしてしまうため、肌に大きなダメージを与えてしまいます。
とくに、シートを乾燥させすぎてしまうと、カラカラになって、剥がす際や剥がしたあとに痛みやかゆみを伴います。
どうしても使いたい場合は、推奨の時間を守り、速やかに剥がしましょう。

3-2.ピンセットで抜く

角栓をピンセットで抜くのもNG。
周囲の健康な肌も傷つけてしまうので、気をつけましょう。

3-3.指で押し出す

指で押し出すとにゅるにゅると角栓が出てくることもあります。
しかし、それもNGケア。
指で周囲の健やかな肌を傷つけたり、角栓を無理やり押し出すことで、さらに皮脂分泌を促してしまう可能性もあります。

3-4.綿棒でこすり取る

綿棒でこすり取るのもおすすめしません。
綿棒だと清潔で安全だと思いがちですが、きれいには取れない上に、強くこすると摩擦が起きてターンオーバーが乱れる原因となります。

4. 正しい角栓の取り方

正しい角栓の取り方
それではここから、毛穴に残る白いポツポツの正しい取り方をご紹介します。
今回ご紹介するのは、お風呂で行うオイルパックと洗顔前のホットタオルによるケア。
どちらも肌にダメージを与えることなく、やさしく確実にケアすることができます。

4-1.お風呂でオイルパック

まずは、お風呂で行うオイルパックによる角栓ケアをご紹介します。

・準備するもの

準備するのは、次の2つです。
お風呂でオイルパック
  • 植物性オイル
  • ラップ

・やり方

植物性のオイルを白い角栓が気になるところにたっぷり塗ります
  1. 植物性のオイルを白い角栓が気になるところにたっぷり塗ります。
    上からラップ等で覆います
  2. 上からラップ等で覆います。
  3. 10分ほど湯船に浸かります。
  4. 洗顔して、いつもどおりのスキンケアをします。
ピュアセラ美容オイル
ちなみに今回私が使用したのは、ピュアセラ美容オイルというブレンドオイル。
ホホバオイル、アルガンオイル、マカダミアナッツオイルのオーガニックブレンドオイルです。
もちろん洗顔後のスキンケアにも使えるので、1本あるととても便利ですよ♪

・注意点

オイルパックによる角栓ケアは、 週1~月1回くらいの頻度で、肌の状態を見ながら行いましょう。
毎日行うと、オーバートリートメントとなり、肌にダメージを与えてしまう可能性が あります。

4-2.洗顔前のホットタオル

次に、洗顔前のホットタオルによる角栓ケアをご紹介します。

・準備するもの

準備するのは、次の2つです。
洗顔前のホットタオル
  • おしぼり
  • 電子レンジまたはお湯

・やり方

気になる箇所にのせます
  1. ホットタオルを作って洗顔前に角栓が気になる箇所にのせます。
  2. 2~3分、放置します。
  3. その後、いつもどおりに洗顔とスキンケアを行いましょう。

・注意点

洗顔前のホットタオルによるケアは、次のようなポイントに注意してください。

・頻度

ホットタオルによる角栓ケアは、 週1~月1回くらいの頻度で、肌の状態を見ながら行います。
毎日行うと、オーバートリートメントとなり、肌にダメージを与えてしまう可能性があるので注意してくださいね。

・温度

ホットタオルの温度は、高すぎると肌にダメージを与えてしまいます。
熱くなりすぎてしまったときは、少し冷ましてから肌に乗せましょう。
ホットタオルの作り方は、こちらの記事にて詳しく紹介しております。

5.角栓ケアには、こすらないパックがおすすめ

こすらないパック
以上のようなスペシャルケアで、角栓を丁寧にオフすることが可能ですが、より簡単に角栓をケアしたい方には、こすらないパックがおすすめです。
私が愛用しているのは、酵素がクレイに溶け込んだパックタイプの洗顔料。
肌に乗せて洗い流すだけなので、摩擦によるダメージはありません。
酵素は、毛穴に詰まった皮脂や古い角質にアプローチしてくれる成分。
しつこい角栓を分解して、クレイがその浮いた角栓をキャッチしてくれます。
周囲の健康な皮膚にダメージを与えることなく、スムーズにオフできるのがうれしいポイント。
たった15秒で洗い流せる
アルガンオイルも入っているので、つっぱり感もなく、シートタイプのパックのように乾燥することもありません。たった15秒で洗い流せるので、簡単に角栓ケアをしたい方にはおすすめです。

6.まとめ

今回は、洗顔後に肌に残る白いポツポツの取り方について解説してきました。
白いポツポツの正体は、角栓。
ターンオーバーの乱れや間違ったスキンケアなどで、角栓はできてしまいます。
シートタイプのパックやピンセットなど、肌にダメージを与えてしまうケアもあるので要注意。
お風呂で行うオイルパックや洗顔前のホットタオルなど、ちょっとしたひと手間で、肌にダメージを与えず、角栓をオフすることができます。
また、より手軽に角栓をケアしたい場合はこすらないパックもおすすめです。
ご自身のライフスタイルに合わせて、適切なケアを見つけてみてくださいね。
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