更年期ニキビは治らない?原因と正しい治し方を徹底解説【40代・50代必見】

40代、50代になって、これまでとは違うしつこいニキビに悩んでいませんか。
特にフェイスラインやあごにできては治りを繰り返し、鏡を見るたびに気持ちが沈んでしまうこともあるかもしれません。
若い頃のケアでは通用しなくなり、「私の肌、どうしちゃったんだろう…」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
そのニキビ、実は「更年期」が原因かもしれません。
更年期のニキビは、ホルモンバランスの大きな変化によって引き起こされるため、これまでとは違う特別なケアが必要です。
この記事では、なぜ更年期にニキビができるのか、その根本的な原因から、今日からできる正しいスキンケア、食事、さらには専門的な治療法まで、網羅的に解説していきます。
長年のニキビの悩みから解放されて、もう一度自信の持てる肌を取り戻すために、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

Contents

なぜ?40代から急に増える「更年期ニキビ」の3つの根本原因

なぜ?40代から急に増える「更年期ニキビ」の3つの根本原因

40代を過ぎてからニキビが増えたと感じるなら、それは単なる肌荒れではないかもしれません。
思春期の頃や20代、30代のニキビとは原因が異なり、更年期特有の体の変化が大きく関係しています。
ここでは、その根本的な原因を3つのポイントに分けて、分かりやすく解説していきます。

原因① 女性ホルモン(エストロゲン)の減少とホルモンバランスの乱れ

更年期ニキビの最も大きな原因は、女性ホルモンである「エストロゲン」の急激な減少です。
エストロゲンは、肌のうるおいやハリを保ち、コラーゲンの生成を助ける「美肌ホルモン」とも呼ばれています。
このエストロゲンが更年期になると大きく減ってしまうため、肌が乾燥しやすくなるのです。
一方で、男性ホルモンはあまり減らないため、相対的に男性ホルモンが優位な状態になります。
男性ホルモンには皮脂の分泌を活発にする働きがあるため、肌は乾燥しているのに皮脂はたくさん出てしまう、というアンバランスな状態に陥ってしまうのです。

原因② 乾燥と皮脂過剰が共存する「インナードライ肌」

「肌の表面はベタつくのに、内側は乾燥してつっぱる感じがする…」こんな経験はありませんか。
これがまさに、更年期ニキビの温床となる「インナードライ肌」の状態です。
原因①で説明したように、エストロゲンの減少で肌の水分を保つ力が弱まり、肌内部はカラカラに乾燥しています。
肌は乾燥から自身を守ろうとして、かえって皮脂を過剰に分泌してしまいます。
この「水分不足」と「皮脂過剰」という矛盾した状態が、毛穴を詰まらせ、ニキビができやすい環境を作り出してしまうのです。

原因③ ターンオーバーの遅れと弱まる肌バリア機能

年齢を重ねると、肌の生まれ変わりのサイクルである「ターンオーバー」のスピードが遅くなっていきます。
若い頃は約28日周期だったものが、40代では40日以上かかるともいわれています。
ターンオーバーが遅れると、古い角質が肌の表面に長く留まり、厚くなって毛穴を塞いでしまいます。
これがニキビの直接的な原因になります。
さらに、エストロゲンの減少は、外部の刺激から肌を守る「バリア機能」も低下させます。
バリア機能が弱まると、少しの刺激でも肌が炎症を起こしやすくなり、赤く腫れるようなニキビにつながってしまうのです。

思春期ニキビとは違う!更年期ニキビの3つの特徴

「昔できたニキビとは、できる場所も治り方もなんだか違う…」と感じている方も多いはずです。
その通り、更年期ニキビには思春期ニキビとは異なる、はっきりとした特徴があります。
ここでは、その特徴を「場所」「症状」「経過」の3つの観点から見ていきましょう。

【場所】あご・口周り・フェイスラインに集中する

【場所】あご・口周り・フェイスラインに集中する

更年期ニキビは、あご、口周り、首に近いフェイスラインといった、顔の下半分に集中してできる傾向があります。
おでこや鼻などのTゾーンにできやすかった思春期ニキビとは、できる場所が大きく異なります。
これは、フェイスライン周辺がホルモンバランスの影響を特に受けやすいためと考えられています。
このエリアに繰り返しニキビができる場合は、更年期ニキビを疑ってみると良いかもしれません。

【症状】炎症が強く、しこりになりやすい

【症状】炎症が強く、しこりになりやすい

更年期ニキビは、肌のバリア機能が低下していることもあり、炎症を伴う赤ニキビになりやすいのが特徴です。
ただ赤くなるだけでなく、触ると硬いしこりのようになって、痛みを伴うことも少なくありません。
毛穴の奥で炎症が起きているため、表面的なケアだけではなかなか治りにくいのが厄介な点です。
無理に潰そうとすると、さらに炎症が悪化してしまうので絶対にやめましょう。

【経過】治りにくく、跡に残りやすい

【経過】治りにくく、跡に残りやすい

あなたが一番実感していることかもしれませんが、更年期ニキビは一度できるとなかなか治らず、長引きやすい傾向があります。
これは、ターンオーバーが遅くなっているため、肌の回復力が落ちていることが原因です。
そして、ようやく治ったと思っても、茶色いシミのような色素沈着や、クレーターのような凹凸のあるニキビ跡として残りやすいのも特徴です。
だからこそ、ニキビができた後のケアだけでなく、できないように予防することがとても大切になります。

今日から始める!更年期ニキビを改善するセルフケア完全ガイド

更年期ニキビの原因と特徴がわかったところで、次は具体的な対策を見ていきましょう。
専門的な治療も大切ですが、まずは日々のセルフケアを見直すことが改善への第一歩です。
ここでは「スキンケア」「食事」「生活習慣」の3つの柱に分けて、今日からすぐに実践できる方法を詳しくご紹介します。

【スキンケア編】「優しく落とし、徹底保湿」が新常識

【スキンケア編】「優しく落とし、徹底保湿」が新常識

更年期の肌はとてもデリケートなので、若い頃と同じような「皮脂をしっかり取る」ケアは逆効果になることがあります。
大切なのは、肌に必要なうるおいを守りながら、優しくケアすることです。
まず洗顔は、洗浄力の強すぎるものは避け、低刺激性の洗顔料をよく泡立てて、肌をこすらないように優しく洗いましょう。
熱いお湯は肌の乾燥を招くので、ぬるま湯ですすぐのがポイントです。
そして、洗顔後はすぐに保湿ケアをします。
化粧水でたっぷりと水分を補給したら、肌のバリア機能をサポートしてくれる「セラミド」や、水分を抱え込む「ヒアルロン酸」などが配合された美容液やクリームで、しっかりとフタをしましょう。
また、紫外線はニキビの炎症を悪化させ、ニキビ跡の原因にもなるため、一年中、日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。

【食事編】美肌を作る「大豆イソフラボン」と摂るべき栄養素

【食事編】美肌を作る「大豆イソフラボン」と摂るべき栄養素

スキンケアと同じくらい大切なのが、体の内側からのケア、つまり食事です。
特に更年期の女性に積極的に摂ってほしいのが、豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品に含まれる「大豆イソフラボン」です。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをしてくれるため、ホルモンバランスを整える助けになります。
その他にも、肌細胞の材料となるタンパク質(肉、魚、卵)、皮脂の分泌をコントロールするビタミンB群(豚肉、レバー)、抗酸化作用のあるビタミンC・E(野菜、果物)、肌のターンオーバーを助ける亜鉛(牡蠣、赤身肉)などをバランス良く摂ることが大切です。
逆に、甘いお菓子や揚げ物、スナック菓子などの高糖質・高脂質な食べ物は、皮脂の過剰分泌につながるので、食べ過ぎには注意しましょう。

【生活習慣編】質の良い睡眠とストレス管理が美肌の鍵

【生活習慣編】質の良い睡眠とストレス管理が美肌の鍵

不規則な生活やストレスは、ホルモンバランスや自律神経を乱し、ニキビを悪化させる大きな原因になります。
まずは、質の良い睡眠を心がけましょう。
肌のゴールデンタイムと言われる夜10時から深夜2時を含め、毎日6時間以上は睡眠時間を確保するのが理想です。
寝る前はスマートフォンやパソコンの画面を見るのをやめて、リラックスできる環境を整えましょう。
また、自分なりのストレス解消法を見つけることも重要です。
ウォーキングなどの軽い運動は、血行を促進し、気分転換にもなるのでおすすめです。
趣味に没頭する時間を作ったり、友人とおしゃべりしたりするのも良いでしょう。
心と体をリラックスさせることが、健やかな肌への近道です。

セルフケアで限界を感じたら。皮膚科・美容クリニックの最新治療法

セルフケアで限界を感じたら。皮膚科・美容クリニックの最新治療法

日々のセルフケアを頑張っても、なかなかニキビが改善しない、あるいはもっと積極的に治したい、という場合もあると思います。
そんな時は、専門家の力を借りることをためらわないでください。
皮膚科や美容クリニックでは、セルフケアではできない専門的な治療を受けることができます。
ここでは「保険が使える皮膚科」と「より進んだ治療ができる美容クリニック」の2つに分けて、どんな治療法があるのかをご紹介します。

【皮膚科(保険診療)】で受けられるニキビ治療(飲み薬・塗り薬・漢方)

まずは、気軽に相談できる皮膚科での治療です。
皮膚科では、健康保険が適用される範囲で、ニキビの状態に合わせた治療を行ってくれます。
炎症を抑えるための抗生物質の飲み薬や、毛穴の詰まりを改善する塗り薬が処方されるのが一般的です。
また、西洋医学の薬だけでなく、体質から改善を目指す「漢方薬」を処方してくれる場合もあります。

【美容クリニック(自費診療)】でできる根本治療とニキビ跡ケア(レーザー・ポテンツァ等)

より早く、確実な効果を求める場合や、できてしまったニキビ跡に悩んでいる場合は、美容クリニックでの自費診療が選択肢になります。
費用は高くなりますが、より専門的で先進的な治療を受けることができます。
例えば、光の力でニキビの赤みを抑えたり、肌のターンオーバーを促したりする治療や、
最近では、ニキビの根本的な原因にアプローチする高周波ニードル治療も人気です。
これらの治療は、ニキビそのものを治すだけでなく、コラーゲンの生成を促して肌のハリを取り戻したり、ニキビ跡の凹凸をなめらかにしたりする効果も期待できます。

更年期ニキビによくある質問

更年期ニキビによくある質問

ここまで更年期ニキビの原因から対策までを詳しく見てきましたが、まだ気になることや細かい疑問があるかもしれませんね。
最後に、多くの方が抱くであろう質問にQ&A形式でお答えしていきます。

おすすめの市販薬やサプリメントは?

病院に行く前に、まずは市販薬で様子を見たいという方もいるでしょう。
市販のニキビ治療薬を選ぶ際は、炎症を抑えたり、アクネ菌を殺菌する成分が含まれているものがおすすめです。
ただし、更年期の肌は乾燥しやすいため、アルコールなどが含まれていない低刺激性のものを選びましょう。
サプリメントでは、これまでの食事編でご紹介したビタミンB群やビタミンC、大豆イソフラボンなどが補助的に役立つ可能性があります。
しかし、セルフケアで改善しない場合は、自己判断を続けずに早めに専門医に相談することが大切です。

何科を受診すればいい?病院に行くべきタイミングは?

ニキビの相談は、まず「皮膚科」を受診するのが基本です。
保険診療で、ニキビの状態に合った基本的な治療を受けることができます。
ニキビ跡の治療や、より美容的な観点からのアプローチを希望する場合は、「美容皮膚科」や「美容クリニック」を検討すると良いでしょう。
病院に行くべきタイミングとしては、「セルフケアを1ヶ月以上続けても改善が見られない」「炎症がひどく、痛みを伴う」「ニキビの数が増え続けている」「顔の下半分に集中してニキビができる」といった場合が挙げられます。
悪化して跡になってしまう前に、ぜひ専門医の診察を受けてみてください。

【まとめ】更年期ニキビは「年齢のせい」であきらめないで

【まとめ】更年期ニキビは「年齢のせい」であきらめないで

この時期のニキビは、
・エストロゲンの減少による皮脂バランスの乱れ
・乾燥と皮脂の過剰分泌が重なるインナードライ肌
・ターンオーバーの低下やバリア機能の弱まり
など、年齢特有の原因が複雑に関わっているため、これまでのケアでは効果が出にくいこともあります。

しかし、あきらめる必要はありません。
今日からできる「優しく落とす洗顔」「徹底保湿」「バランスの良い食事」「ストレスケア」など、日々のセルフケアで肌は変わっていきます。

それでも改善が見られないときは、皮膚科や美容クリニックでの専門的な治療を選ぶのもひとつの方法です。
保険診療でできる基本治療から、ニキビ跡にアプローチする先進医療まで、選択肢は広がっています。

あなたの肌は、これからでも変えられる

更年期ニキビは、肌や体からのサインです。
「年齢だから仕方ない」とあきらめずに、今の自分に合ったケアで美しい肌を取り戻すことは十分可能です。

焦らず、自分のペースでできることから。
もう一度、鏡の中の自分に自信が持てる日がきっと来ます。

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