お肌の悩みは年齢とともに増えてきますが、その中でも口周りの乾燥が気になる方の中には、
「スキンケアをしているのに口周りが乾燥して粉を吹くのはなんで?」
「口元が乾燥してファンデーションのノリが悪い…。」
などといった疑問やお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回この記事では以上のような方に向けて、
- 口周りが乾燥する原因
- 乾燥した口周りのケア方法
- 乾燥が引き起こす肌トラブルへの対処法
などを分かりやすく紹介・解説していきますよ。
ぜひこの記事を最後まで読んで口周りの乾燥を抑えて、悩みのない健やかな口元を手に入れましょう!
Contents
1.口周りが乾燥する原因って?
乾燥肌ではなくても乾燥を感じやすい口元ですが、「なんで口周りってすぐに乾燥するんだろう?」と疑問に思う方も多いと思います。
それもそのはず、実は口周りには、
- 皮膚が薄い
- 摩擦のダメージが多い
- マスクの着脱による刺激が多い
などといったように乾燥が起こりやすい条件が整っているんです。
そこでここでは、以上で挙げた3つについて詳しく解説していくので、まずは乾燥しやすい原因を知って口元の乾燥への理解を深めていきましょう。
それでは順番に解説していきます。
1-1.皮膚が薄い
口周りは顔の中でもとくに皮膚が薄い部位であり、紫外線などの外部からのダメージを受けやすい特徴があるため、おでこや頬といった皮膚が厚い部位に比べて口元や目元は乾燥が起こりやすいんです。
また、汗腺や皮脂腺が少なく皮脂の分泌量が少ないことから、角質層に水分や油分を蓄えることが難しいため、肌荒れが起きやすい特徴もあります。
1-2.摩擦の刺激が多い
口周りは、リップを擦って落としたり食事の際に口を拭ったり、何気なく触っていたりなど、何かと摩擦の刺激が多い部位です。
そういった摩擦による物理的な刺激がダメージとなってバリア機能の低下を招き、結果的に乾燥させてしまうんです。
1-3.マスクの着脱による刺激
感染症対策のためにマスクを着ける機会が大幅に増えましたが、マスクを長時間着けているとマスク内の湿度が上がり、その蒸れた状態でマスクを外すと、急激に湿気が逃げて角質層にある水分まで蒸発して乾燥を加速させてしまいます。
また食事をする際などにマスクの着脱時に摩擦による刺激が生まれ、バリア機能を弱めていることもマスクが口周りの乾燥を引き起こす原因の一つとなっていますよ。
2.口周りの乾燥におすすめのケア5選
口周りが乾燥しやすい原因が分かったところで、続いては気になる乾燥のケア方法についてご紹介していきますよ。
今回ご紹介する5つのケア方法はどれも簡単に実践できるものばかりなので、できそうなものからぜひ取り入れてみてください。
それでは順番に詳しく見ていきましょう。
2-1.お肌に優しい洗顔
まず1つ目のケアは、「お肌に優しい洗顔」です。
洗顔の正しいやり方を知らないと、ゴシゴシ擦ったり熱いお湯を使ったりなど、刺激が多いやり方をして乾燥を加速させている可能性があります。
そのため、洗顔は優しく丁寧におこなうことが乾燥を防止・改善するうえで大事なポイントと言えるでしょう。
具体的に洗顔をする時に意識したいこととしては、
- たっぷりの泡で洗う
- 指や手のひらで擦らない
- 32度程度のぬるま湯を使う
などがあるので、以上のポイントを抑えて刺激の少ない洗顔を取り入れてみてくださいね。
2-2.高保湿成分を使ったスキンケア
次に2つ目のケアは、「高保湿成分を使ったスキンケア」です。
乾燥対策の中で最も大事と言っても過言ではないのが、保湿ケアです。
保湿ケアは化粧水や乳液の基本のケアに加えて、オイルやパックといった一歩進んだケアを取り入れると保湿の実感を得やすくなりますよ。
また、使うアイテムには3大保湿成分と言われる「セラミド」や「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」といった成分が配合されたアイテムを使うことで、より効果的な保湿が期待できます。
その中でもセラミドはバリア機能を構成する大事な成分であるため、とくに意識してアイテム選びをすると良いでしょう。
しかし高保湿成分が配合されているアイテムといっても種類は多く、「どれを選べばいいんだろう…?」とお悩みの方もいるはず。
そういった方には、化粧水の「肌美水」とオイルの「ピュアセラ美容オイル」を使った保湿ケアがおすすめです。
というのも、肌美水にはコラーゲンを生成する「丹波黒糖発酵液」とセラミドの生産力をアップする「甘草」が配合、ピュアセラ美容オイルにはセラミドの中でも肌なじみの良い「天然ヒト型セラミド」が高純度で配合されており、どちらもお肌のうるおいに欠かせない処方になっているため。
また、肌美水とピュアセラ美容オイルをあわせて使うことで、セラミドの生産力を上げながらセラミドの補給もでき、バリア機能が下がりにくいサイクルの実現が期待できるんです。
2-3.念入りなUVケア
次に3つ目のケアは、「念入りなUVケア」です。
紫外線は乾燥を引き起こす要因の一つであるため、入念なUVケアをすることで乾燥の悪化を防ぐことができます。
具体的なUVケアとしては、
- 日焼け止めを塗る
- 日傘を使う
- UVカット効果のあるコスメを使う
などを習慣化することで紫外線からのダメージを軽減できるでしょう。
また紫外線は窓ガラスを透過する性質があり、室内にいても紫外線のダメージは避けられないので、家にいる日やメイクをしない日でも日焼け止めクリームを使うことがおすすめです。
それに加えて、口周りは食事の際やマスクの着脱時に日焼け止めが落ちやすいので、塗り直しも意識的におこなうことがポイントですよ。
2-4.摩擦を避ける習慣を身につける
次に4つ目のケアは、「摩擦を避ける習慣を身につける」です。
前章でお伝えしたように、食事をする時やリップを落とす時に口をゴシゴシ擦ったり、何気なく口元を触るなどの行為は少なからず摩擦のダメージを与えています。
そのため、これらが癖になっている方は意識的に避けるようにして、
- 飲食時の汚れは軽く押さえるように拭う
- リップはクレンジングで優しくオフする
- 口元を必要以上に触らないようにする
などといった習慣を身につけるようにしましょう。
2-5.皮膚の健康を保つ栄養素を摂る
最後に5つ目のケアは、「皮膚の健康を保つ栄養素を摂る」です。
お肌の状態は食事で摂取した栄養が大きく影響するため、乾燥しているときには皮膚の健康効果を望める栄養素を積極的に摂るようにしましょう。
お肌が乾燥しているときにとくに取り入れたい栄養素としては、
- タンパク質…新しい肌細胞のもとになる
- ビタミンA…皮膚や粘膜の健康維持
- ビタミンE…ターンオーバーの正常化をサポート
といったものが挙げられます。
また、以上3つの栄養素が多く含まれる食品は以下の通りです。
- タンパク質が多く含まれる食品…鶏むね肉、いくら、卵黄 など
- ビタミンAが多く含まれる食品…海藻類、たまご、レバー など
- ビタミンEが多く含まれる食品…アーモンド、かぼちゃ、ツナ缶 など
なお、食事だけでこれらの栄養を摂るのが難しい場合は、サプリやドリンクなどを使うことで手軽に栄養補給ができておすすめですよ。
3.口周りの乾燥が原因の肌トラブルの対処法
この記事ではここまで口周りの乾燥についてお伝えしてきましたが、実は口周りに乾燥が起こると、ほかの肌トラブルにもつながることがあるんです。
そこでこの章では、
- ニキビ
- かゆみ
といったとくに起こりやすい肌トラブルへの対処法をご紹介していくので、ぜひこの機会に対処法を覚えてみてくださいね。
それではさっそく詳しく解説していきます。
3-1.ニキビ
まず初めに、「ニキビ」について。
口周りは乾燥しやすいことから、その乾燥をカバーするように皮膚がうるおいを与えようと皮脂を過剰に分泌する性質があります。
そうして皮脂が過剰に分泌されるとニキビや吹き出物ができてしまうんです。
また、乾燥した状態のお肌はターンオーバーが乱れやすく、古い角質が上手く剥がれずに溜まりやすくなることも、口周りの乾燥がニキビを引き起こす原因となっていますよ。
このような乾燥からくるニキビには、化粧水や乳液、オイルなどを使った保湿ケアをすることが基本ですが、それに加えて「ノンコメドジェニックテスト済みアイテム」を使ったケアもおすすめです。
ノンコメドジェニックテスト済みアイテムとは、使用した後の一定期間内にコメド(ニキビのもと)が発生しないことが証明されたアイテムのことであり、新しいニキビができるリスクを減らしながらスキンケアができるんです。
そのため乾燥からくるニキビにお悩みの方は、日常的に使うスキンケアアイテムはノンコメドジェニックテスト済みかどうかをチェックして選んでみてくださいね。
3-2.かゆみ
続いて、「かゆみ」について。
乾燥した状態のお肌を放っておくと、だんだんとバリア機能が低下していき、そこに外部からの刺激物質やアレルゲンが入り込むことでかゆみが引き起こされることがあります。
このようなかゆみには、保湿をしっかりしてお肌をうるおすことが改善のポイントですよ。
化粧水だけでなくクリームなどで油分もプラスすることでうるおった状態が維持できるので、乾燥からくるかゆみにお悩みの方はぜひ実践してみてください。
リップクリームも口周りの乾燥に有効です。出先でも手軽に保湿できるのでおすすめですよ。
また、かゆみが出ると掻きむしったり舐めることでかゆみを抑えたくなってしまいますが、余計に症状が悪化する恐れがあるので避けるようにしましょう。
4.まとめ
今回この記事では、口周りの乾燥について紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、口周りが乾燥しやすい原因とおすすめのケア方法をまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。
- 皮膚が薄い
- 摩擦のダメージが多い
- マスクの着脱による刺激
- お肌に優しい洗顔
- 高保湿成分を使ったスキンケア
- 念入りなUVケア
- 摩擦を避ける習慣を身につける
- 皮膚の健康を保つ栄養素を摂る
ぜひこの記事を参考に正しいケアを実践して、乾燥知らずのうるおった口元をゲットしましょう!