
「1日に何回も洗顔してるのに、なかなか肌荒れが治らない」
「どんなに洗顔しても顔のテカリが気になる」
こんな風に悩んでいる男性は意外と多いのではないでしょうか。
何回も洗顔すれば、肌が清潔になってきれいになる…そう思いがちですが、実はこれは間違いです。
洗顔には、適切な回数があります。
その回数を超えて1日に何度も洗顔すると、肌の状態が良くなるどころか、かえってテカリやニキビ、乾燥などの肌トラブルが出ることも。
今回は、適切な洗顔回数や、なぜ洗顔のしすぎが肌に良くないのかなど、洗顔の基本的な知識について解説していきます。
併せて、肌質別の洗顔料の選び方やべたつきが気になるときの対処法などもご紹介しますよ。
適切な洗顔回数を知って、肌トラブルを解消しましょう!
適切な洗顔回数は、朝と夜の1日2回がベストです。
洗顔回数は、多すぎても少なすぎてもいけません。
それは、朝と夜の洗顔にそれぞれ役割があるからです。
何回も顔を洗えば、洗っただけきれいになる…そう思いますが、なぜ洗顔のしすぎはダメなのでしょうか。
その理由を詳しく見ていきましょう。
適切な洗顔回数がわかったところで、正しい洗顔方法を身につけましょう。
正しく洗顔することで、肌トラブルの改善につながりますよ。
ここからは、肌質別の洗顔料の選び方について解説していきます。
肌に合う洗顔料を使えば、肌トラブルの解消も見込めますよ。
最後に、洗顔に関してよくある質問にお答えしていきます。
知っているようで知らないことがあるかもしれませんよ。
1.1日の洗顔回数、何回がベスト?

1-1.朝の洗顔の役割
朝の洗顔では- 寝ている間に分泌された汗や皮脂を洗い流す
- 顔に付着した埃などの汚れを落とす
1-2.夜の洗顔の役割
夜の洗顔では- 日中にかいた汗や皮脂を洗い流す
- 空気中の塵や埃、花粉などの汚れを落とす
2.洗顔のしすぎがダメな理由

2-1.肌が乾燥してバリア機能が低下してしまうから
肌には、外部刺激から肌を守る「バリア機能」が備わっています。 しかし、肌が乾燥してしまうと、このバリア機能が低下。 外部刺激に弱い状態になり、肌が荒れやすくなってしまいます。 洗顔のしすぎは、肌の乾燥を招いてしまうので、結果的に肌荒れにつながるおそれがあります。2-2.乾燥によって皮脂が過剰に分泌されてしまうから
皮脂には、肌表面の保護膜となって肌の潤いを守る働きがあります。 しかし、肌が乾燥してしまうと、肌は潤いを守ろうとして皮脂を大量に分泌させます。 「テカリが気になって何度も洗顔したのに一向に解消されない」という方は、洗顔のしすぎで肌が乾燥して、かえって皮脂が分泌されていた可能性があります。2-3.肌を傷つけてしまうおそれがあるから
1日に何回も洗顔していると、それだけ摩擦の回数も増えます。ゴシゴシ擦り洗いしているならなおさらです。 肌は摩擦の刺激に弱く、摩擦によってダメージを与えると、角質が傷ついて剥がれてしまうことも。 正常な角質を剥がしてしまうと、未熟な角質細胞が表面に出てきてしまい、ターンオーバーが乱れてしまいます。 ターンオーバーの乱れは肌荒れにつながりますので、洗顔のしすぎは良くありません。2-4.どうしても日中にべたつきが気になるときは…
洗顔のしすぎが良くないとわかっていても、日中にどうしてもべたつきが気になるときがあるかと思います。 そんなときは、洗顔料を使わず低めの温度のぬるま湯でさっと洗い流しましょう。 水だと皮脂が取れずべたつきが解消されませんし、熱いお湯だと反対に皮脂が取れすぎて乾燥してしまいます。 顔に触れたときに少し冷たいと感じるくらいの温度のぬるま湯が最も効果的ですよ。 また、拭き取り化粧水で軽く肌表面を拭き取るのも良いでしょう。ただし、その際はゴシゴシ擦らないように気をつけてくださいね。 ぬるま湯で流した後や化粧水で拭き取った後は、使用感が軽い保湿ジェルなどを塗ると、べたつきを抑えつつ乾燥を防ぐことができますよ。3.正しい洗顔方法

①洗顔前は手を洗う
洗顔前には必ず手を洗いましょう。 手には、目に見えない雑菌や細菌が数多く付着しています。 これらを洗い流すことで、汚れが顔に再付着するのを防げます。②ぬるま湯で顔を予洗いする
洗顔料で洗う前に、顔を軽く予洗いしましょう。 32℃程度のぬるま湯で顔全体をすすいでください。③洗顔料を泡立てる
洗顔料は必ずしっかり泡立てましょう。 規定の量の洗顔料を手に取り、ぬるま湯を少量ずつ含ませながら練るように混ぜ合わせます。 洗顔料とぬるま湯が混ざったら、片手をくぼませて、もう片方の手で空気を含ませるように泡立てます。 難しい場合は泡立てネットを使うと簡単にできますよ。④Tゾーンから泡をのせる
洗顔料を泡立てたら、泡をTゾーン(額から鼻筋にかけて)にのせます。 皮脂が多いTゾーンから泡をのせることで、効率よく洗顔できますよ。 小鼻の凹凸や生え際も、泡を転がすように丁寧に洗いましょう。⑤フェイスラインに泡をのせる
続いて、フェイスラインを洗っていきます。 あごの裏や耳の下などは洗い残しやすい場所なので、忘れず洗うようにしましょう。⑥頬や目の周りを軽く洗う
最後に乾燥しやすい頬や目の周りを軽く洗います。 ゴシゴシ擦らないように気をつけながら、泡でなでるように洗うと良いですよ。 眉毛の中は意外に角質が溜まりやすい場所なので、ここも忘れずに洗いましょう。⑦ぬるま湯で丁寧にすすぐ
顔全体を洗い終わったら、ぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。 このとき、シャワーのお湯を直接かけるようなことはやめてくださいね。 シャワーの水圧は顔の皮膚には強すぎるので、シワやたるみの原因になってしまいますよ。 両手でぬるま湯を受け、そのぬるま湯をかけ流すようにしてすすぎましょう。4.肌質別・洗顔料の選び方

4-1.乾燥肌の場合
乾燥肌の方の場合、保湿成分が配合されたものがおすすめです。 保湿成分はいろいろありますが、洗顔料は基本的に洗い流してしまうもののため、水溶性の成分ではあまり意味がありません。 例えばアルガンオイルなどの油性の保湿成分が配合されたものが良いでしょう。4-2.脂性肌の場合
脂性肌の方の場合は、ほどよい洗浄力の洗顔料がおすすめですよ。 洗浄力が強すぎると、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌の乾燥を招いてしまいます。 すると、かえって皮脂が多く出てしまい、テカリやすくなります。 アルコールやメントール配合の洗顔料は、さっぱりとして気持ちいいかもしれませんが、肌が乾燥しやすくなるので、常用しない方が無難かもしれませんね。4-3.敏感肌の場合
敏感肌の方の場合は、低刺激処方のものを選ぶようにしましょう。 香料や着色料、石油系界面活性剤などの添加物がフリーのものがおすすめです。 また、多くの洗顔料に配合されている「ラウリン酸」は、実は肌への負担が大きい成分です。 パルミチン酸やミリスチン酸など、比較的穏やかな洗浄成分の洗顔料を選ぶのも手ですよ。4-4.すべての肌質におすすめの洗顔料
「いろいろありすぎてわからない」という方には、僕が愛用中の洗顔料をおすすめします! 濡れた顔に塗って15秒放置するだけで洗顔できるパック洗顔で、肌をきれいにしたいけど面倒なのは嫌という僕のわがままを満たしてくれる洗顔料です。 しかもこの洗顔料は、- 皮脂や角栓に効果的な酵素とクレイ配合
- アルガンオイルのおかげで洗い上がりしっとり
- ラウリン酸フリーで肌にやさしい
5.洗顔に関してよくある質問

Q1:洗顔料は必ず使うべき?
A:基本的には使うべき。ただし、肌が敏感なときは控えてもOK。 皮脂などの汚れはぬるま湯だけでは落としきれないため、基本的には洗顔料を使うのがベストです。 ただし、肌が敏感になっているようなときは、洗顔料は使わず、ぬるま湯で洗い流すだけでも大丈夫。 また、肌に合わない洗顔料を使い続けるのも良くないので、洗顔料は必ず自分の肌に合っているものを使うようにしましょう。Q2:1日1回の洗顔でもいいの?
A:なるべく朝と夜の1日2回洗顔する方がいい。 朝と夜の洗顔にはそれぞれ役割がありますので、なるべく1日2回洗顔するのがおすすめです。 皮脂汚れなどを放置すると、皮脂が酸化して肌に刺激となり、ニキビや毛穴などの肌トラブルにつながる可能性があるからです。 もし、肌が敏感になっていたり、乾燥がひどいときなどは、洗顔料を使わずに洗顔するのも手ですよ。6.まとめ
適切な洗顔回数についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 洗顔は、朝と夜の1日2回がベストです。 洗顔のしすぎは- 肌が乾燥してバリア機能が低下する
- 乾燥によって皮脂が過剰に分泌される
- 肌を傷つけてしまうおそれがある
